記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓
JBLのシグネチャーとも言えるイルミネーションスピーカーが、音響機器の枠を飛び越えてインテリア照明の領域へ本格的に舵を切った。予約が始まった「Pulse 6」は、最新規格Bluetooth 6.0とAuracastを引っ提げ、米国価格329.95ドルで2026年9月6日に出荷を開始する。
単なる「音に合わせて光るギミック」からの脱却。これが今作最大の見どころだ。本体をダブルタップするだけで音を出さずに間接照明として点灯し、専用アプリから色温度や輝度を細かく調整できる。最大60分のタイマーで徐々に光と音をフェードアウトさせる「サンセットモード」の搭載は、就寝前のベッドサイド需要を明確に狙い撃ちした設計と言える。
音響面も抜かりない。30Wウーファーと10Wツイーターによる合計40Wの2ウェイ構成を採用し、USB-C接続による有線ロスレス再生に対応。さらに特筆すべきは、いち早くBluetooth 6.0と次世代コーデックLC3、そしてAuracastをサポートした点にある。手頃な「JBL Go 5」などの対応機とワイヤレスで即座に連携し、部屋中に音と光を拡張できる柔軟性は競合に対する大きなアドバンテージだ。

IP68の完全防塵防水仕様に4,722mAhバッテリーを積み、最大12時間の連続駆動を確保。充電に約4.5時間(15W時)かかる点は据え置き運用を意識させるが、アウトドアから浴室、ベッドサイドまで場所を選ばないタフさは心強い。先行販売された中国市場の2499人民元(約372ドル)を下回る米国の価格設定からも、同社の攻めの姿勢が窺える。
ポータブルスピーカー市場が成熟期を迎えるなか、JBLは「生活空間を演出するスマート照明」としての実用性を掛け合わせることで、ハードウェアの新たな価値を提示した。Bluetooth 6.0普及の先陣を切るモデルとしても、今後の日本市場投入を含めた動向に注目したい。
Source:JBL


