Vivoの次世代フラッグシップ「Vivo X500」シリーズの全容が、リーク情報の集約によって急速に具体化してきた。今回の再編における最大の注目点は、ツァイスブランドを冠したカメラデザインの差別化と、ディスプレイサイズの逆転とも言える大胆なラインナップ構成にある。
著名リーカーのDigital Chat Stationらによれば、今回はベースモデルのX500と廉価版X500eに加え、上位にX500 ProとX500 Pro Maxを揃えた最大4機種体制となる見込みだ。

興味深いのはそのサイズ展開だ。上位のX500 Proは6.37インチを採用し、シリーズで最もコンパクトなプレミアム機として位置づけられている。対する最上位のX500 Pro Maxは6.85インチの大画面に最高峰のカメラ機構を詰め込み、ベースモデルのX500がその中間に位置する6.59インチを担う。全モデルともに角を丸めたフラットなAMOLEDパネルを搭載する仕様だ。
SoCにも明確な階層が設けられている。ProおよびPro MaxにはMediaTekの最新2nmプロセスを採用したDimensity 9600ファミリーが投入される一方、無印X500は3nmのDimensity 9500を採用することで、ハイエンドの体験を維持しつつ価格を抑える現実的な選択肢を用意した。
背面デザインをめぐっては情報が錯綜している。Proモデルに関しては、中央に巨大な円形モジュールを構えるおなじみのツァイススタイルを継承しており、オーストラリアで目撃された実機スパイショットとも整合性が取れている。

一方、Weiboなどで出回っている「ベースモデルX500が左側に小型円形カメラを配置する」という画像には強い警戒が必要だ。モジュール内外に重複したLEDフラッシュや不自然な4基目のレンズ配置など、AI生成特有の歪みが散見される。他社が上位機にのみ採用するような複雑な台座デザインを、あえて無印モデルにだけ与える合理性も薄い。現時点ではプロトタイプというよりフェイク画像と見ておくのが妥当だろう。
小型ハイエンドを求める層から究極の望遠・暗所性能を求める層まで、緻密にターゲットを分けた今回のVivo。数週間以内と噂される正式発表で、進化したツァイスの光学技術がどのような形で披露されるのか、今後のグローバル展開を含めて見逃せない。

