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サムスンが誇る縦折りスマホ、Galaxy Z Flipシリーズが次世代の「8」を最後に幕を閉じるかもしれない。著名リーカーの情報を発端に浮上したこの噂は、一見好調に見える折りたたみスマホ市場の、深刻なコスト構造の限界を物語っている。
まもなく発表されるFlip 7に続き、次々世代として控えるFlip 8。これが最終モデルになると囁かれる最大の理由は、半導体、特にDRAMの価格高騰によるコストの圧迫だ。
リークによると、Flip 8の予想価格は1,299ユーロと、前モデルから100ユーロ以上の値上げを余儀なくされる見通し。この価格帯まで跳ね上がると、戦う相手はAppleのiPhone 17 Proといった各社の最上位フラッグシップ機になる。しかし、筐体サイズの制約が大きいFlipでは、カメラ性能やバッテリー持ちでこれらストレート型の王道スマホに太刀打ちできない。価格と性能のバランス崩壊が、ブランドの存在意義を揺るがしている。
The Samsung Galaxy Z Flip 8 is likely to be Samsung's last small folding product. pic.twitter.com/9zN4nNRLT2
— Ice Universe (@UniverseIce) July 9, 2026
サムスンは今後、横折りの「Fold 8」および「Fold 8 Ultra」の2本立てへシフトし、サイズに余裕のあるハイエンドへ資源を集中させる模様だ。幅広でコンパクトなFoldが、Flipの役割を代替していくシナリオが現実味を帯びてくる。
もちろん、Flip 8の売れ行き次第で計画が変わる可能性や、メモリ価格が落ち着く2028年まで一時的に開発を凍結する選択肢も残されてはいる。だが、お洒落で手軽な折りたたみスマホのパイオニアが、コストの壁に突き当たって岐路に立たされているのは紛れもない事実。プレミアムスマホ市場全体の勢力図をも塗り替える、大きな転換点になりそうだ。

