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薄型スマートフォンの覇権争いが、大手ブランドの本格参入を前に、ミドルレンジ市場で一足早く幕を開けました。ZTE傘下のNubiaが放った最新の極薄モデル「Nubia Air Pro」が、予告なしにAmazonドイツで販売を開始したのです。噂される競合たちの先手を打つ、実質的な市場への宣戦布告と言えます。
厚さわずか5.99mm、重量172gという驚異的なスリムボディでありながら、スペックに妥協はありません。フロントを占めるのは、ピーク輝度4500ニトを叩き出す120Hz駆動の6.77インチ有機ELディスプレイ。さらに特筆すべきは、この薄さの中に5000mAhの大容量バッテリーを詰め込み、45Wの急速充電にまで対応させた卓越したパッケージング技術です。薄型化の代償としてバッテリー容量を削る、これまでの常識を完全に覆してきました。

プロセッサにはミドルレンジのDimensity 7100を採用、背面には1億800万画素のメインカメラを鎮座させています。今回確認された8GBメモリと512GBストレージの構成で432.89ユーロ(約494ドル)というプライシングは、非常に戦略的です。今後登場するであろうプレミアムな薄型フラッグシップ機の半額近い予算で、同等以上のスタイリッシュさを手に入れられるアドバンテージは小さくありません。現時点では欧州限定の動きですが、前モデルの展開実績を考えれば、世界市場へ牙を剥くのは時間の問題でしょう。
大容量化とカメラの大型化によって、肥大化の一途をたどっていたスマートフォン市場。そこへ一石を投じるスリム化へのパラダイムシフトにおいて、この端末は実用性とデザインを両立できる強力な証明となりました。先行逃げ切りを図るNubiaの動向が、今後のトレンドを占う試金石になりそうです。
Source:Nubia


