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Amazonは、登場から約3年が経過したタブレット「Fire HD 10(第13世代)」に、RAM容量を3GBから4GBへと引き上げるサイレントアップデートを実施した。
米国市場などではすでに密かに販売が始まっており、32GBモデルの価格は従来の139.99ドルから154.99ドルへ改定されている。
カラーはブラック1色。ロック画面に広告が表示される仕様だが、購入後に追加料金を支払えば解除可能だ。プロセッサやディスプレイ解像度(1920×1200)、最大13時間のバッテリー駆動時間といった基本スペックは完全に据え置かれている。
チップセットが変わっていない以上、処理の重い最新ゲームが突然快適に動くような劇的な性能アップはない。
しかし、たかが1GBのRAM増量と侮ることはできない。
動画視聴中にブラウザを開いたり、バックグラウンドで複数アプリを待機させたりする日常的なマルチタスクにおいて、動作の引っ掛かりや強制終了は確実に軽減される。
ハードウェアの基本設計を変えず、メモリ容量だけを底上げして製品寿命を延ばすアプローチ。これはAmazonが下位モデルのFire HD 8でも取った手法であり、開発コストを抑えながらもユーザー体験の陳腐化を防ぐという合理的な戦略が透けて見える。
気になる日本市場での展開だが、現状のAmazon.co.jpを調査したところ、従来通りの3GBモデルが販売を継続している。ただ、過去のサイレントアップデートの事例を振り返ると、海外での仕様変更から間を置かずに日本でも在庫が切り替わるケースが多い。
現在の3GBモデルの国内在庫が底をつき次第、予告なく4GBモデルへの置き換えが始まる展開が予想される。
そして、同時に懸念されるのが販売価格。米国での値上げ幅と現在の為替レートを考慮すれば、日本上陸時には数千円規模の価格上昇が避けられない情勢だ。
現行の3GBモデルを割安なうちに確保しておくか、マルチタスクの快適さを優先して4GBモデルの国内登場を待つか。購入を検討しているユーザーは、しばらくAmazonの在庫状況を注視する必要がある。
Source:米Amazon

