モバイルゲーム環境の常識を塗り替える一台が登場した。Vivo傘下のゲーミングブランドiQooが中国で発表した「Neo 11 Ultra」は、一般的なスマートフォンの約2倍に迫る9,100mAhの大容量シリコンカーボンバッテリーを搭載。バッテリー切れのストレスからゲーマーを完全に解放する、圧倒的なスタミナを武器に市場へ殴り込みをかけた格好だ。
SoCにはMediaTek製の最新プロセッサ「Dimensity 9500M」を採用した。通常版の9500からGPUコアを1基削減した高効率カスタム版だが、妥協は見られない。自社開発の「Q2ゲーミングチップ」を組み合わせることで、ゲーム映像を2K解像度へ超解像処理する力技を披露している。冷却面も抜かりなく、大型の「8K Ice Dome 3D VC」液冷システムが長時間の高負荷プレイでも熱ダレを抑え込む。

ディスプレイは6.83インチのLTPS AMOLEDで、解像度は3200×1440ピクセル、リフレッシュレートは144Hz、ピーク輝度は4500nitsに達する。視認性と描画の滑らかさは文句なしの最高峰だ。さらに航空機グレードのアルミフレーム、IP68および過酷な高圧洗浄にも耐えるIP69の防塵防水、超音波指紋センサー、400Hz対応のジャイロスコープなど、操作性と堅牢性を底上げする装備が隙なく並ぶ。
カメラは5000万画素のメインと800万画素の超広角、インカメラ1600万画素という実用重視の構成。ワイヤレス充電こそ省かれたものの、最大100Wの急速有線充電に対応しており、巨大なバッテリーも短時間で復帰可能だ。
特筆すべきは、その価格設定にある。12GBメモリと256GBストレージのベースモデルが3,399人民元(約560ドル前後)、最上位の16GBと512GB構成でも4,399人民元(約650ドル前後)に抑えられている。
高価な最上位フラッグシップSoCをそのまま載せるのではなく、実用上十分なGPU性能を持つ派生チップと専用アップスケーラーを組み合わせる設計思想は極めて合理的だ。チップのコストを抑えつつ、浮いたリソースをバッテリー容量と冷却機構、ディスプレイに全振りするという、ゲーマーが真に求める要素へ的確に投資している。
現時点での販売は中国国内の公式ストアに限られており、グローバル展開の時期は明かされていない。
Source:Vivo

