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Appleの次世代スタンダード機となる「AirPods 5」の足音が、ソフトウェアの深層から突如として聞こえてきました。最新のmacOSアップデート内に次期モデルを指すコードネームが直接書き込まれていた事実が発覚。オープン型ワイヤレスイヤホン市場で圧倒的なシェアを誇る同社が、早くも次の一手を打とうとしています。
発見の舞台となったのは、最新OSのリリース候補版です。
解析によって見つかった内部コード「B868M」と「B868E」は、現行AirPods 4の命名規則をそのまま受け継いだもの。これは前世代で好評を博した「標準モデル」と「アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載モデル」の2系統展開を、次世代でも確実に継続することを示唆しています。耳を密閉しない開放型でありながら実用的なノイズ低減を実現した前作の手法は、市場に強く受け入れられました。その成功体験をAppleが手放す理由はどこにもありません。
ハードウェア面での最大の注目点は、刷新が噂される「H3チップ」の採用です。イヤホンの頭脳となるプロセッサの世代交代は、単純な音質チューニングにとどまりません。さらなる超低遅延通信の実現や、空間オーディオのリアルタイム処理精度の向上、さらには省電力化によるバッテリー持ちの改善など、日常的な使い勝手を底上げする実利的な進化をもたらすはずです。
もっとも、Appleのオーディオ戦略全体を見渡すと、製品ラインナップの過密化という課題も浮き彫りになってきます。開発が噂される「AirPods Pro 4」や、空間コンピューティングとの連携を見据えた「カメラ搭載モデル」など、次世代候補の選択肢は増える一方。これらすべてを一度に投入すれば共食いを招きかねないため、今秋の新型スマートフォン発表に合わせてまず投入されるのは、最も普及台数を見込めるAirPods 5の2モデルに絞られる公算が高いと言えます。
エントリー層を取り込む通常版と、装着感の軽快さと静寂を両立させたい層に向けたANC版。巧みな棲み分けで他社製イヤホンを突き放しにかかるAppleの布陣が、間もなく完成しようとしています。
Source:Macrumors

