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ワイヤレスで究極の音質を求める旅は、ついに一つの終着点を迎えた。Acoustuneが日本で発表したBluetoothトランスミッター「ATX001」。手元のスマートフォンに挿すだけで、aptX LosslessやLDACといったハイレゾオーディオコーデックを解放する。ストリーミング配信の高音質化が進む今、スマホ側のコーデック制限という最大のボトルネックを破壊する、まさに待望のデバイスだ。
この小さなUSB-Cドングルの心臓部には、QualcommのSoC「QCC5181」が鎮座している。特筆すべきは、その圧倒的な省電力性。5V駆動時で300mA以下に抑えられており、スマホのバッテリーを過度に食いつぶすことなく高解像度再生を持続する。
通信規格はBluetooth 5.4をサポート。aptX Losslessでは最大1.2Mbps、LDACでは最大990kbpsの帯域を確保し、これらに加えAAC、SBC、aptX、aptX Adaptiveも網羅する。圧縮ノイズを極限まで抑え込んだクリアなサウンドは、これまでのワイヤレスの妥協を心地よく裏切ってくれるはずだ。なお、本機の真価を引き出すには、専用アプリ「ANIMA Studio」のインストールが必須となる。

市場へのインパクトは計り知れない。これまでAACコーデックに甘んじるしかなかったiPhoneユーザーや、ハイレゾ非対応のAndroidユーザーにとって、ATX001の登場は劇的な環境変化をもたらす。高額な専用デジタルオーディオプレイヤーを買い足さずとも、日常使いのスマホがそのままハイエンドな再生機へと変貌を遂げる。他社からもトランスミッターは出ているが、スマホへの直挿しを強く意識したスマートなデザインと最新SoCの組み合わせは、モバイル用途において頭一つ抜けた存在感を放つ。
発売日は6月5日。価格は12,240円(税込)と、得られる音質向上効果を考えれば非常に戦略的な設定だ。5月29日午前11時より、eイヤホンなどで予約受付が開始される。
手持ちのワイヤレスイヤホンのポテンシャルを限界まで引き出す、この小さなトランスミッター。手軽さと高音質が完全に融合する、ワイヤレスオーディオ新時代の幕開けだ。
Source:Acoustune

