ついにその時がやってきました。スマホの性能を示すベンチマークスコアが、ついに400万点の大台を突破。もはやポケットの中にあるのは、数年前のハイエンドPCを凌駕するモンスターマシンです。
毎日使うスマホだからこそ、少しでも快適なものを選びたい。そう願う一方で、次々と発表される新型モデルの波に、どれが自分にとっての正解なのか分からなくなっていませんか。
画面がカクつく、アプリの起動が遅い、充電が持たない。そんな日常の小さなストレスから解放されたいと願うあなたへ。2026年1月現在の最新ランキングデータを基に、情報を整理し、今あなたが手にすべき一台を浮き彫りにします。
Source:AnTuTu
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異次元の壁を突破したRedMagic 11 Pro+の独走
2025年12月から2026年1月にかけ、スマートフォンの性能図は劇的な変化を遂げました。その中心に君臨するのが、ゲーミングスマホの雄、RedMagic 11 Proです。
最新のAnTuTuベンチマークスコアにおいて、この端末は平均4,118,828点という驚異的な数値を叩き出しました。400万点という数字は、これまでのスマホの常識では考えられなかった領域です。
これほどのパワーを実現しているのは、クアルコムが放つ最新チップ、Snapdragon 8 Elite Gen 5の存在です。このチップは単に処理が速いだけでなく、AI処理能力も飛躍的に向上しており、日常のあらゆる操作を魔法のように滑らかに変えてしまいます。
私が初めて100万点というスコアを見たとき、これ以上の性能は必要ないのではないか、と感じたことを覚えています。しかし、実際にこの400万点クラスの端末を触ってみると、これまでのハイエンド機ですら、どこか「頑張って動いている」感覚があったことに気づかされました。
RedMagic 11 Pro+は、全く息を切らすことなく、重い処理を淡々とこなします。その余裕こそが、ユーザーに「安心」という最大のメリットをもたらしているのです。

2026年1月最新版AnTuTuフラッグシップランキングTOP10
最新の調査データから、現在のトップ10モデルを一覧にまとめました。ここにある機種を選べば、性能面で後悔することはないと言い切れる精鋭たちです。
| 順位 | モデル名 | 搭載チップ (SoC) | 平均スコア |
| 1位 | RedMagic 11 Pro | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | 4,118,828 |
| 2位 | iQOO 15 | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | 4,078,562 |
| 3位 | OnePlus 15 | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | 4,073,184 |
| 4位 | Realme GT8 Pro | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | 4,066,017 |
| 5位 | Honor Win | Snapdragon 8 Gen 5 | 4,054,673 |
| 6位 | Vivo X300 Pro | Dimensity 9500 | 4,031,744 |
| 7位 | Oppo Find X9 Pro | Dimensity 9500 | 4,023,008 |
| 8位 | Honor Magic 8 Pro | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | 3,948,065 |
| 9位 | Honor Magic 8 | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | 3,937,325 |
| 10位 | Nubia Z80 Ultra | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | 3,856,452 |
上位5位までをSnapdragon 8 Elite Gen 5搭載機が独占しており、クアルコムの圧倒的な強さが伺えます。一方で、6位と7位にランクインしたMediaTekのDimensity 9500勢も400万点の大台に乗せてきており、熾烈な開発競争が続いていることが分かります。
スペック表には現れない冷却性能という名の正義
ランキングの数字だけを見ていると、どれを選んでも同じように見えるかもしれません。しかし、ここに一つ大きな落とし穴があります。それが「持続性」です。
1位のRedMagic 11 Proがなぜこれほど高いスコアを維持できているのか。その秘密は、スマホの内部に物理的なファンを搭載していることにあります。
電子機器の宿命として、高い性能を出そうとすれば必ず熱が発生します。熱がこもると、スマホは自分自身を守るために性能を意図的に落とす「サーマルスロットリング」という現象を起こします。
一般的なスマホは、薄さや防水性能を優先するために、熱を逃がすのが苦手です。しかし、RedMagicはあえてその逆を行きました。内蔵されたファンが、熱を力技で外へ放り出す。これにより、最高速度を長時間維持できる仕組みです。
あなたがもし、ゲームをしないからファンなんていらない、と思ったとしたら少し待ってください。今のスマホは、AIによる写真の補正やバックグラウンドでの高度なデータ処理など、気づかないうちにチップを酷使しています。
真夏の外歩きでカメラを起動した瞬間、本体が熱くなってアプリが落ちた経験はありませんか。冷却性能が高いということは、どんな過酷な環境でも「普通に動く」ことを保証してくれるということなのです。
SnapdragonとDimensityのどちらを選ぶべきか

現在のスマホ市場は、クアルコムのSnapdragonとMediaTekのDimensityという二大巨頭によって支配されています。以前は「性能のSnapdragon、コスパのDimensity」という図式がありましたが、2026年現在、その境界線は曖昧になっています。
Snapdragon 8 Elite Gen 5は、特にGPU、つまり画像や映像の処理能力に秀でています。4K動画の編集をスマホで行ったり、最新の3Dゲームを最高画質で遊びたい人にとっては、こちらが唯一無二の選択肢となるでしょう。
一方、6位のVivo X300 Proなどに搭載されているDimensity 9500は、シングルコアの処理能力において非常に優れた数値を出しています。これは、アプリの起動速度やブラウジングのサクサク感といった、日常的な体感速度に直結する部分です。
私の個人的な感覚では、Snapdragon搭載機は「重い荷物を高速で運ぶスポーツカー」、Dimensity搭載機は「街中を軽快に駆け抜ける高級セダン」のような印象を受けます。
あなたがクリエイティブな作業やハードなゲームを重視するならSnapdragon。カメラ性能や普段使いの心地よさを最優先するなら、Dimensity搭載のハイエンドモデルを選ぶのが、賢い選択と言えそうです。
オーバースペックという贅沢がもたらす長期的な節約

400万点なんて、自分には過剰すぎる。そう考えるのは極めて正常な感覚です。しかし、2026年の今、あえてこの最高峰のスペックを狙うことには、合理的な理由があります。
それは、スマホの買い替えサイクルを劇的に伸ばせるという点です。
現在、スマートフォンの価格は世界的な部品不足とメモリ価格の高騰により、上昇を続けています。安価なミドルレンジモデルを2年ごとに買い替えるよりも、最高スペックの端末を1台買い、それを4年から5年使い倒す方が、結果的に安上がりになる逆転現象が起きているのです。
特に注目すべきは、AI技術の進化スピードです。これから登場する新しいアプリやサービスは、ますます高い処理能力を要求してくるでしょう。今「余裕」がある端末を選んでおくことは、将来的に重くなるシステムに対する先行投資、つまり「未来の時間を買う」行為に他なりません。
実際、私も数年前のフラッグシップ機を使い続けていますが、最新のOSアップデートを重ねるたびに、当時の「余裕」が少しずつ削られていくのを感じます。2026年の基準で400万点あれば、2030年になっても現役で戦えるはずです。
性能ランキングから消えた機種が教えてくれる真実
今回のランキングで興味深いのは、前回まで上位に食い込んでいたRedmi K90 Pro Maxが姿を消し、代わりにNubia Z80 Ultraが10位に滑り込んできたことです。
これは、メーカー各社が単なるチップの性能だけでなく、ソフトウエアの最適化にいかに苦心しているかを物語っています。同じチップを積んでいても、スコアには数十万点の差が出ます。
つまり、もはや「最新のチップを載せれば速い」という時代は終わりました。そのパワーをいかに制御し、安定して引き出せるかという、メーカーの職人技が問われるフェーズに入ったのです。
特にNubiaやiQOOといった、パフォーマンス特化型のブランドが上位を独占している現状は、一般ユーザーにとっても無視できない指標です。名前の知れた有名ブランドだから安心、という時代から、中身の設計思想で選ぶ時代へとシフトしています。


