スマホの充電、もう要らなくない？9000mAh搭載OnePlus Ace 6 Turboのリークが示す「2026年の新常識」とは

正直なところ、目を疑いました。「モバイルバッテリーを持ち歩く」という概念そのものが、過去のものになろうとしているのかもしれません。

スマホの進化といえば、これまではカメラの画素数や処理速度の向上ばかりが注目されてきました。しかし、ここへ来てトレンドが激変しています。今、業界で起きているのは、もはや「バッテリー容量のインフレ」とも呼べる現象です。

今回は、OnePlusからリークされた衝撃的な「9000mAhバッテリー」搭載端末、OnePlus Ace 6 Turbo（グローバル版Nord 6？）の情報を中心に、2026年に向けてスマホ選びの基準がどう変わっていくのかを深掘りします。

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終わらないスペック競争、次は「持久戦」へ

OnePlusというメーカーは、本当に休むことを知りません。つい先日、Snapdragon 8s Gen 4を搭載したOnePlusスマートフォンの話が出たばかりだと思ったら、信頼できる情報筋であるDigital Chat Stationから、さらに踏み込んだ情報が飛び込んできました。

中国市場向けに「Ace 6 Turbo」という名称で投入される見込みのこの新型機。最大の特徴は、なんといってもその心臓部とスタミナです。

Snapdragon 8s Gen 4に施された「特別な強化」

プロセッサにはSnapdragon 8s Gen 4が採用される見込みです。「8s」という型番がつくと、これまではフラッグシップの廉価版というイメージがありましたが、今回は少し事情が違うようです。

情報によると、単にチップを載せるだけでなく、ハードウェアレベルでのチップ強化・最適化が施されるとのこと。つまり、同じSnapdragon 8s Gen 4を積んだ他社のスマホと比べても、OnePlusの端末の方がパフォーマンスが高くなる可能性があります。カタログスペックの数値だけでは見えない、メーカーの執念のようなものを感じます。

9000mAhという「規格外」のバッテリー

今回のリーク情報で最も衝撃的だったのがここです。

• OnePlus Ace 6T（グローバル版15R）：8000mAh以上
• OnePlus Ace 6 Turbo：約9000mAh（9Kレベル）

一昔前のタブレット並み、あるいはそれ以上の容量です。現在主流のスマホが5000mAh前後であることを考えると、その異常さが際立ちます。しかも、これに対抗するように、XiaomiのRedmi Turbo 5も9000mAh超えを画策しているとのこと。

私たちは今、「1日1回充電する」という当たり前の習慣が、「数日に1回でいい」という新しい常識に書き換わる瞬間に立ち会っているのかもしれません。

ディスプレイも妥協なしのゲーミング仕様

バッテリーが巨大化すると、どうしても懸念されるのが本体の厚みや他のスペックへのしわ寄せです。しかし、リーク情報を見る限り、ディスプレイ周りもかなり攻めた仕様になっています。

• 画面サイズ：6.78インチ
• 形状：フラットスクリーン
• リフレッシュレート：144Hz、あるいは165Hzの可能性も

フラットスクリーンを採用している点は、ゲーマーや実用性重視のユーザーには嬉しいポイントでしょう。165Hzが実現すれば、完全にゲーミングスマホの領域です。これだけのバッテリーがあれば、高リフレッシュレートでゲームを長時間回しても、電池切れの心配はまずなさそうです。

発売時期とグローバル展開の予測

さて、気になるのは「いつ手に入るのか」という点です。

• 中国市場：2026年の春節（2月中旬）頃
• グローバル市場：OnePlus Nord 6として登場する可能性

まだ少し先の話ですが、2026年の春には、このモンスター級のスタミナを持つスマホが市場に投入されることになります。日本では正規代理店経由での入手はハードルが高いかもしれませんが、グローバル版のNordシリーズとして登場すれば、個人輸入や並行輸入での入手は現実的になります。