7,980円の衝撃!Final UX1000が新型のヘッドホンを発売!「音質」「汚れ対策」の常識をどう変えたのか?バズリズムコラボの秘密とは

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「ワイヤレスヘッドホン、結局どれを買えばいいの?」

この問いに対して、私たちはこれまで「予算があるなら数万円のハイエンド機、なければ妥協して安価なモデル」という二択を提案しがちでした。しかし、日本のオーディオブランドfinalが、その退屈な常識をひっくり返そうとしています。

新発売の「UX1000」。価格を見て、思わず二度見しました。7,980円。

昨今の物価高でランチの値段さえ上がっているこの時代に、オーディオ愛好家から一目置かれるブランドが、あえてこの価格帯に本気の一手を投じてきたのです。しかも、ただ安いだけではありません。「汚れにくい」「音が良い」「ノイキャン搭載」という、私たちがヘッドホンに抱える3つのストレスを同時に解決しようとしています。

今回は、この新モデルが、なぜこれほどまでに注目を集めているのか、その理由を深掘りします。

Source:Final

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指紋ベタベタ問題への「美しい回答」

まずは、音質の前にあえて「見た目」の話をさせてください。

毎日ヘッドホンを使っていると、どうしても気になってくるのが皮脂汚れや指紋です。特につや消しブラックの機材は、買った瞬間は格好良くても、数週間後には手の脂でテカテカになり、見るも無惨な姿になることがよくあります。私たちはそれを「使い込んだ証」だと自分に言い聞かせてきましたが、本音を言えば、いつまでも綺麗ままでいてほしいものです。

UX1000は、この地味ながら深刻な悩みに真っ向から挑みました。

採用されたのは「防汚ボディ」。マットブラックとグレーの塗装には、汚れや皮脂、指紋が付きにくい特殊な仕上げが施されています。これは単なるデザイン上の選択ではなく、毎日持ち歩くツールとしての「清潔感」という機能です。

ガジェットを綺麗に保ちたい几帳面なユーザーにとって、この配慮はスペック上の数値以上に所有欲を満たしてくれるはずです。

Bluetoothの「圧縮音源」を逆手に取るチューニング

次に、finalの真骨頂である「音」についてです。

ワイヤレスヘッドホンにおいて、Bluetoothで音声を飛ばす際のデータ圧縮は避けて通れません。一般的に、SBCやAACといったコーデックでは、高音域がカットされたり、全体的に音がモヤっとしたりしがちです。

ここで面白いのが、UX1000のアプローチです。

普通なら「高いコーデック(LDACなど)に対応させました!」とアピールするところですが、finalは違います。

「Bluetooth特有の音質の悪さを、チューニングで補う」という独自技術を投入してきました。

これは、例えるなら「安い食材を、シェフの腕前で高級料理に変える」ようなものです。伝送時のデータの欠落を計算に入れ、聴感上で「ライブパフォーマンスに近い」と感じられるようにサウンドを調整しています。

スペック表のコーデック欄だけを見て「SBC/AACか…」と判断するのは早計かもしれません。finalが作る音である以上、そこには数字に表れない魔法がかかっている可能性が高いからです。

ハイブリッドANCと「バカリズム」という異色のスパイス

機能面でも、7,980円という価格からは信じられないほどの充実ぶりを見せています。

周囲の騒音を打ち消すアクティブノイズキャンセリング(ANC)は、なんと「ハイブリッド方式」。ヘッドホンの外側と内側にマイクを配置し、より精密にノイズを除去します。通常、この価格帯では簡易的なANCでお茶を濁すことが多い中で、ここまで本格的な仕様を盛り込んでくるとは驚きです。

さらに、話題性抜群なのが日本テレビの人気番組「バズリズム02」とのコラボモデルです。

こちらは価格が9,800円となりますが、その価値は十分。真っ赤なボディもさることながら、電源オンオフなどのガイダンス音声を、あのお笑い芸人・バカリズム氏が担当しています。さらに、効果音はシンガーのsyudou氏が監修。

ヘッドホンをつけるたびに、バカリズム氏の独特なトーンで案内される体験。それはもはや単なる音楽鑑賞ツールではなく、日常にちょっとした「クスッとする瞬間」を提供してくれるエンターテインメントデバイスと言えるでしょう。

スペックから見える「実用性」の高さ

最後に、冷静な視点で基本スペックをおさらいしておきます。ここにも「現場主義」な仕様が見て取れます。

  • 再生時間
    ANCオフで最大70時間。これは一回の充電で、通勤通学(往復2時間)なら約1ヶ月持つ計算です。充電の手間というストレスからの解放です。
  • マルチポイント接続
    スマホとPCなど、2台同時に繋いでおけます。仕事中にPCで会議をしつつ、終わったらスマホで音楽を聴く、という切り替えがシームレスに行えます。
  • 重量
    250g。長時間つけていても首が疲れにくい、絶妙な軽さです。

これは「安物」ではなく「最適解」かもしれない

今回のUX1000を見て感じたのは、finalというメーカーの「割り切りの美学」です。

高価な部品をふんだんに使えば、良いものができるのは当たり前。しかし、限られたコストの中で、ユーザーが本当に求めている「汚れにくさ」「聴き疲れしない良質な音」「十分なバッテリー」をどう実現するか。UX1000は、そのパズルを見事に解いた製品のように思えます。

「安いヘッドホンなんて、どうせすぐ壊れるし音も悪い」 そんな私たちの過去の経験則は、このUX1000によって書き換えられることになるかもしれません。

もしあなたが、1万円以下で「失敗しない」ヘッドホンを探しているなら、この選択肢を外す理由を見つけるのは難しいでしょう。音を聴く道具としてだけでなく、毎日を快適に過ごすためのパートナーとして、UX1000は非常に賢い買い物になりそうです。

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