「そろそろiPadが欲しいな…」
「でも、今使っているモデルも古くなってきたし、買い替えるならいつが良いんだろう?」
そう思って情報収集を始めた矢先、あなたは「今買うと損するかも」という不安に駆られていませんか?
分かります。特にApple製品は、その洗練されたデザインと性能ゆえに高価であり、「買い時」を間違えたくないという気持ちは誰しも同じです。買った直後に新型が発表された時の、あの何とも言えない感覚は避けたいものです。
もし今、あなたがiPad miniや、最も手頃な価格のエントリーモデル(廉価版iPad)を狙っているなら…この記事を読み終えるまで、その「購入」ボタンを押すのは待ってください。
なぜなら、2026年に“常識が変わる”レベルのアップデートが控えている、という衝撃的なリーク情報が飛び込んできたからです。
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激変の予感? iPad mini 8が「mini」の常識を覆す

まず、最も驚くべき変化が訪れそうなのが「iPad mini 8」です。
現行モデル(第6世代)もコンパクトな筐体で人気ですが、次のモデルは単なるプロセッサの更新に留まらない、まさに「フルモデルチェンジ」となる可能性が浮上しています。リークによれば、発売は2026年初頭と予想されています。
1. ついに搭載? 待望の「OLEDディスプレイ」
最大のトピックは、ディスプレイが液晶から有機EL(OLED)に移行するというウワサです。
これが何を意味するか。
現在の液晶パネルでは、どうしても「黒」が完全な黒にならず、少しグレーがかったり、暗いシーンで光が漏れる「ブルーミング」が発生したりします。しかし、OLEDはピクセル自体が発光するため、理論上「完璧な黒」を実現できます。
映画を見れば、宇宙のシーンは深淵のような黒に。写真編集をすれば、コントラストが際立ち、より正確な色表現が可能になります。これは、iPad miniの「見る」体験を根本から変えるアップグレードです。
2. リフレッシュレートは? 120Hzへの期待
OLED化に伴い、リフレッシュレート(画面の滑らかさ)の向上も期待されます。現在は60Hzですが、90Hz、あるいはProモデルと同じ120Hz(ProMotion)に対応するのではないか、という声もあります。
もし120Hzが実現すれば、画面のスクロールやApple Pencilでの描画が、まるで紙に書いているかのように滑らかになるでしょう。
3. miniに「A19 Pro」チップ?
心臓部には、次期iPhone 17 Proに搭載されると見られる「A19 Pro」チップが採用されるかもしれません。
もしこれが事実なら、とんでもないことです。
「Pro」の名を冠するチップがminiに搭載されるということは、Appleがminiを単なる「小さなタブレット」ではなく、「コンパクトなハイエンド機」として再定義しようとしている証拠かもしれません。動画編集や3Dゲームも、このサイズ感で快適にこなせる未来が来るのです。
4. まさかの「防水」対応か
さらに異例な情報として、従来のスピーカーグリルを廃し、振動式スピーカーを採用することで、iPadとして初の「防水対応」になる可能性があると報じられています。お風呂やキッチン、アウトドアでの利用が一気に現実味を帯びてきます。
廉価版iPadが「廉価版」じゃなくなる日

次に、最も多くの人が手にするであろう「廉価版iPad(エントリーモデル)」です。こちらも2026年春に、価格以上の“下克上”を果たしそうです。
1. A18チップ搭載と8GB RAM
現行モデルがA16チップであるのに対し、次期モデルは「A18チップ」を搭載すると見られています。
Geekbenchのデータ比較では、A18はA16比でシングルコア約28%、マルチコア約24%の性能向上とされています。さらに重要なのは、A18がハードウェアアクセラレーションによるレイトレーシングに対応する点です。これは、ゲームなどで光の反射をよりリアルに描画する技術で、これまでハイエンドモデルのものでした。
2. 「Apple Intelligence」と「Stage Manager」への完全対応
そして、RAMが現行の6GBから「8GB」に増量されるとの予測。
この「2GB」の差が、体験に決定的な違いを生みます。
Appleは近年、高度なマルチタスク機能「Stage Manager」や、AI機能群「Apple Intelligence」の利用に、一定のRAM容量を要求する傾向があります。8GBあれば、これらの最新機能をフル活用できる可能性が非常に高い。
つまり、次期廉価版iPadは「動画を見るだけ」「Webを見るだけ」の端末から、「AIと共に学び、複数のタスクをこなす」端末へと進化するのです。
3. 価格は据え置き、あるいは「値下げ」?
これだけの進化を遂げながら、デザインは現行モデルを継承し、コストを抑えるようです。価格は据え置き(329ドル)か、リーク情報によっては、なんと「299ドル」への値下げの可能性まで示唆されています。
もしこれが実現すれば、タブレット市場における「コスパの王様」として、再び君臨することになるでしょう。
堅実進化か、iPad Air M4の立ち位置

最後に「iPad Air」です。こちらは2026年春に「M4」チップを搭載したモデルが登場すると見られています。
現行モデルがM3チップを搭載しているため、これは順当な年次アップデートと言えます。
1. パフォーマンスの向上、しかし…
M4チップによるパフォーマンス向上は間違いありませんが、リークによれば筐体やディスプレイ、ポート類に変更はない可能性が高いとのこと。OLEDディスプレイの搭載は2027年以降と予想されており、Proモデルとの差別化は明確に維持されそうです。
2. 現行M3(M2)モデルの価値
この情報から読み取れるのは、「現行のiPad Air(M3またはM2搭載機)は、今買っても十分に価値がある」ということです。
M4へのアップデートは小規模なものに留まる可能性が高く、プロセッサ性能に極端なこだわりがなければ、現行モデルのパフォーマンスで不満を感じることは少ないでしょう。むしろ、新モデル登場による「型落ちセール」を狙うのも賢い選択と言えます。
結局、私たちは「いつ」「どれ」を待つべきか?

さて、これら衝撃的なリーク情報を踏まえて、私たちの「買い時」はどう変わるでしょうか。
1. iPad mini / 廉価版iPad を検討中のあなたへ
2026年に予想されるアップデートは、単なるマイナーチェンジではありません。 iPad miniはOLEDとProチップ(かもしれない)搭載で「最強のコンパクト機」へ。 廉価版iPadはA18チップと8GB RAMで「コスパの概念を破壊する」存在へ。
今、現行モデルを購入することは、まるでスマートフォンの登場前夜に高性能なガラケーを買うようなものかもしれません。もちろん、リークはリークであり、変更の可能性は常(つね)にありますが、これほどの「変化の兆し」が見えている以上、待つ価値は十分すぎるほどあります。
2. iPad Air を検討中のあなたへ
M4へのアップデートは堅実なものに留まると予想されます。現行のM3(M2)モデルの性能はすでに非常に高く、今すぐ高性能なタブレットが必要なら、現行モデルを選んでも後悔は少ないでしょう。
ただし、少しでも安く手に入れたいのであれば、2026年春の新型発表を待って、型落ちになる現行モデルを狙うのが最も賢明かもしれません。

