【iOS 26.2速報】「Yahoo! JAPAN」がGoogleと並ぶ日。Safari検索エンジン選択画面が日本で義務化へ。我々が“選ぶ”ことの本当の意味とは。

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iPhoneで何かを調べる時。 私たちは、ほぼ無意識にSafariの検索窓に指を伸ばし、現れた「Google」のロゴに何の疑問も抱かず、言葉を打ち込む。

それが「当たり前」だった。そう、昨日までは。

2025年冬、iOS 26.2のアップデートとともに、その「当たり前」が音を立てて崩れ去ろうとしている。 Appleが、日本のiPhoneユーザーにだけ、Safariの「検索エンジン選択画面」の表示を開始するというのだ。

「え、今さら?」

「別に設定から変えられるし、困ってないけど?」

そう思ったあなた。侮ってはいけない。 この小さな変更の裏には、日本の新しい「法律」、そしてGoogleがAppleに支払う年間「200億ドル(約3兆円)」とも言われる巨額の契約に、真正面からメスを入れるという、とてつもなく大きな地殻変動が隠されている。

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iOS 26.2で、あなたのiPhoneに何が起きるのか?

事の発端は、海外の掲示板Redditで「iOS 26.2のベータ版で奇妙な画面が出た」と報告されたことだった。 それは、iPhoneのアップデート直後、Safariを初めて開いたときに表示される、新しいプロンプトだった。

「お好みの検索エンジンを選択してください」

画面には、私たちがお世話になっている検索エンジンが、横一列に並んで表示される。

  • Google(言わずと知れた巨人)
  • Yahoo! JAPAN(日本市場のもう一つの雄)
  • Bing(Microsoftの意地)
  • DuckDuckGo(プライバシー保護の急先鋒)
  • Ecosia(検索するたび植樹するエコ派)

これまでは、Googleが「デフォルト」として鎮座し、それを変更したいユーザーだけが「設定」アプリの奥深くへと潜っていく必要があった。 しかし、iOS 26.2からは違う。全ユーザーが、フラットに「選ぶ」ことを求められるのだ。

なぜ今、日本でだけ?背景にある「法律」と「お金」

この変更が、世界中で一斉に行われるなら話は分かる。だが、奇妙なことに、この措置は「日本市場」に特化したものだという。 なぜか。

答えはシンプルだ。日本の「法律」が変わるからである。

2025年12月18日、日本では「モバイルソフトウェア競争法」(通称)が施行される。これは、公正取引委員会が中心となって進めてきたもので、要は「AppleやGoogleのようなプラットフォーマーは、市場を独占するようなことしないでね」という法律だ。

この法律の中で、Appleは「初期設定時に、検索エンジンを中立的に選択できるようにしなさい」と明確に義務付けられた。今回のiOS 26.2の対応は、まさにこの新法への「回答」である。

そして、この法律が特に日本で強く求められた背景には、もう一つの日本特有の事情がある。 それは、他国と異なり、日本では「Yahoo! JAPAN」が今なお絶大な影響力を持っていることだ。Google一強ではないこの特殊な市場構造が、公取委を動かし、ついにAppleの分厚い壁をこじ開けさせた。

「年間200億ドル」の聖域に踏み込む意味

「たかが検索エンジンを選ぶ画面じゃないか」と、まだ思うだろうか。

ここで、巨大テック企業の「ビジネスモデル」に目を向けてみる。 裁判資料によれば、Googleは「Appleデバイスのデフォルト検索エンジン」であり続けるためだけに、Appleに対し年間約200億ドルを支払っているとされる。

年間200億ドル。 これは、Googleにとって「デフォルトであり続けること」が、それだけの価値(あるいはそれ以上の利益)を生むという、強烈な証左だ。私たちユーザーが「なんとなく」使い続けることで生まれる広告収入が、Googleの帝国を支え、Appleの莫大な利益の一部となってきた。

日本の新法は、この「なんとなく」という聖域に、真っ向から「待った」をかけた。 「ユーザーよ、思考停止するな。選べ」と。

注目すべき「もう一つの変化」

なお、iOS 26.2の衝撃はこれだけにとどまらない。 同じ新法の施行に伴い、日本国内において「代替アプリマーケットプレイス」のインストールも許可される見込みだ。

つまり、「App Store以外」からアプリをダウンロードできる、あのヨーロッパ(EU)で起きた変化が、ついに日本にも上陸する。

検索エンジンも、アプリストアも。 2025年、日本のiPhoneは、その「常識」を根底から変えようとしている。

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