ゲーミングデバイス市場で確固たる地位を築くLenovoの「Legion」シリーズ。その中でも、コンパクトでありながら妥協のない性能で熱狂的なファンを持つ8.8インチタブレット「Lenovo Legion Y700」に、待望の最新モデルが登場しました。

今回ご紹介するのは、さらに進化した「Lenovo Legion Y700 (Gen 4 / 2025年モデル)」です。

前作からどのような進化を遂げたのか？その実力は本物なのか？

本記事では、この最新鋭ゲーミングタブレットのスペック、デザイン、そして注目の機能まで、その魅力の全貌に迫ります。

（※本記事で言及する価格や仕様は、動画公開時点の中国市場向けモデルに基づいています ）

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Lenovo Legion Y700 (2025)の最新情報まとめ

スペック一覧表

まずは、このモンスタータブレットの心臓部を見ていきましょう。動画で解説されていたスペックを一覧表にまとめました。

カテゴリ	スペック詳細
SoC	Qualcomm Snapdragon 8 Elite
OS	Android 15ベース ZUI OS
メモリ (RAM)	12GB / 16GB (LPDDR5X)
ストレージ (ROM)	256GB / 512GB (UFS 4.1)
外部ストレージ	microSDカードスロット搭載
ディスプレイ	8.8インチ LCDディスプレイ
	解像度: 1904 x 340 ピクセル (前作より向上)
	リフレッシュレート: 最大165Hz
	輝度: 600ニト
バッテリー	7600mAh
充電	68W急速充電対応、充電分離（バイパス充電）機能
ポート	USB Type-C ×2 (USB 3.2 Gen 2 ×1, USB 2.0 ×1)
カメラ	シングルカメラ（背面）
スピーカー	Dolby Atmos対応 ステレオスピーカー (最大1.5W)
本体サイズ	厚さ: 6.99mm
通信	Wi-Fi (SIMスロットは非搭載)

デザインとビルドクオリティ！所有欲を満たす高級感

まず手に取って感じるのは、その卓越したビルドクオリティです。背面には高級感あふれるアルミ素材が採用されており、ひんやりとした金属の質感が所有欲を満たしてくれます。

デザイン面では、前作からのいくつかの変更点が見られます。

• カメラユニットの変更
  前作のデュアルカメラから、より洗練された縦長のシングルカメラへと変更されました 。
• ロゴの配置
  本体中央には「Legion」のロゴがスタイリッシュに刻印されています。
• フラットな側面
  サイドフレームはフラットな形状で、現代的な印象を与えます。電源ボタンと音量ボタンが縦に配置され、特に電源ボタンには滑り止めのパターンが施されており、細部へのこだわりが感じられます。

厚さはわずか6.99mmと、前作よりもさらに薄型化を実現。この薄さと8.8インチという絶妙なサイズ感が、高い携帯性とゲームプレイ時の優れたグリップ感をもたらします。

Snapdragon 8 Eliteがもたらす異次元の体験

このタブレットの最大の魅力は、その心臓部である「Snapdragon 8 Elite」の搭載です。この最新鋭のSoCは、メモリ(LPDDR5X)とストレージ(UFS 4.1)の高速な規格と相まって、あらゆる操作を快適にします。

その性能を試すために負荷の高い3Dゲーム「原神」をプレイしていますが、最高設定でも安定して60FPSを維持し、カクつきは一切見られません。これは、もはやタブレットの域を超えた、ハイエンドゲーミングPCに迫るパフォーマンスと言えるでしょう。

ゲーマーのための究極設計

Legion Y700は、ただ高性能なだけではありません。ゲーマーが「本当に欲しい」機能を徹底的に盛り込んでいます。

1. デュアルUSB-Cポートの革新性

本機は、本体の側面と底面に合計2つのUSB-Cポートを備えています。これがゲーマーにとって画期的なのです。 横持ちでゲームをプレイする際、中央に配置されたポートを使えば、充電ケーブルや有線イヤホンが手に干渉することがありません。コントローラーを接続しながら充電するといった、これまで難しかったプレイスタイルも可能になります。

さらに、USB 3.2 Gen 2に対応したポートはディスプレイ出力も可能で、モニターにゲーム画面を映し出す「ミラーリング」や、PCのように使える「拡張モード」にも対応しています。

2. 進化した第2世代冷却システム

長時間のゲームプレイで問題となるのが「熱」。本機は、大型のベイパーチャンバーを中心とした7層構造の第2世代冷却機構を搭載。CPUを本体中央に配置することで、プレイヤーの手が触れる部分の不快な熱を軽減するよう設計されています。 テストでも、「原神」プレイ後の本体温度は安定しており、高い冷却性能が証明されています。

3. バッテリーを守る「充電分離機能」

バッテリーの寿命を気にするゲーマーにとって朗報なのが「充電分離機能（バイパス充電）」の搭載です。この機能をオンにすると、ACアダプターからの電力がバッテリーを介さず直接本体に供給されます。これにより、バッテリーの劣化を抑えながら、発熱も低減できるため、長時間のプレイに最適です。

ディスプレイとサウンド

ディスプレイは、解像度が前作から向上した8.8インチのLCDパネルを搭載。165Hzという非常に滑らかなリフレッシュレートは、ゲームはもちろん、日常のスクロール操作でもその違いを体感できます。輝度も向上しており、明るい場所でも視認性は良好です。

サウンド面では、Dolby Atmos対応のステレオスピーカーが、ゲームや動画のサウンドを迫力満点に再生します。前作より音のクリアさと迫力が増していると評価されているようです。

気になる日本語化について

本機は中国市場向けのモデルであるため、初期状態では日本語環境が完全ではありません。少し手間ではありますが、Google Playストアの導入や各種設定を手動で行う必要があります。

一応、手順を踏むことで日本語での使用は可能になりますが、設定メニューの一部や通知領域のボタンなどが英語表記のまま残る場合があるようです。この点は、購入を検討する上で留意すべき重要なポイントです。

唯一無二の最強コンパクトゲーミングタブレット

Lenovo Legion Y700 (Gen 4)は、8.8インチというコンパクトな筐体に、現行最高峰のパフォーマンスと、ゲーマーの心を的確に捉えた革新的な機能を凝縮した、まさに「唯一無二」の存在です。

• Snapdragon 8 Eliteによる圧倒的な処理性能
• ゲームプレイを阻害しないデュアルUSB-Cポート
• 長時間のプレイを支える強力な冷却性能と充電分離機能
• 所有欲を満たす高品質なデザイン

これらの魅力は、他のどのタブレットにもない、本機ならではの強力なアドバンテージです。

一方で、中国版モデルであるため、日本語環境の構築に一手間かかるという側面もあります。しかし、そのハードルを乗り越える情熱のあるコアなゲーマーにとって、これほど魅力的な選択肢は他にないでしょう。ちなみにいつものように日本国内でもLegion Tabとして、発売される可能性は非常に高いですが、お値段も高くなるでしょうね。

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