スマートフォン市場で高い評価を得ているXiaomi(シャオミ)。そのサブブランドであるRedmi(レッドミー)から、ついに待望の「ゲーミングタブレット」が登場するとの情報が飛び込んできました。パフォーマンス重視のコンパクトタブレットとして、ゲーマーを中心に大きな注目を集めています。
レノボの「Legion Y700」の登場以降、活気づくコンパクトゲーミングタブレット市場に、Redmiはどのような衝撃を与えるのでしょうか? 予想されるスペック、発売時期、そして気になる「驚きの価格」について、現時点で明らかになっている情報を詳しく解説します。
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コンパクトゲーミングタブレット市場にRedmiが殴り込み!

近年、スマートフォンでのゲーム体験が向上する一方で、「より大画面で、かつ持ち運びやすいデバイスでプレイしたい」というニーズが高まっています。そんな中、レノボが「Legion Y700」を発売し、コンパクトながら高性能なゲーミングタブレットというジャンルを切り開きました。
この流れを受け、RedMagicやiQOOといった他のブランドも同様のタブレット開発を進めていると噂されています。しかし、信頼できる情報筋(Weibo)によると、Xiaomi傘下のRedmiが、これらの競合に先駆けて、2025年6月下旬にもゲーミングタブレットを市場に投入する可能性が高いとのことです。
Redmiといえば、高性能な製品を驚きの価格で提供することで知られています。そのRedmiが満を持して投入するゲーミングタブレットとなれば、市場に大きなインパクトを与えることは間違いありません。
心臓部には「Dimensity 9400+」搭載か?驚異のスペック予測
今回リークされた情報で最も注目すべきは、搭載されると噂されるチップセットです。なんと、MediaTekの次期フラッグシップSoC「Dimensity 9400+」が採用される可能性があるというのです。
Dimensity 9400+は、現行のハイエンドチップを凌駕するパフォーマンスを持つと期待されており、これが事実であれば、このRedmiタブレットは市場で最もパワフルなコンパクトタブレットの一つとなるでしょう。最新の重い3Dゲームも、設定を妥協することなく快適にプレイできることが期待されます。
同時に発表されると見られている「Redmi K80 Ultra」も同チップセットを搭載すると予想されており、Redmiブランドがハイパフォーマンス市場へ本腰を入れていることが伺えます。
ゲーマー垂涎!充実のゲーミング機能

パフォーマンスだけでなく、ゲーミング体験を向上させるための機能も充実しているようです。
- ディスプレイ
約8インチのLCD(液晶ディスプレイ)を搭載。コンパクトさと視認性のバランスが良いサイズ感で、外出先でも迫力あるゲームプレイを楽しめます。リフレッシュレートなどの詳細はまだ不明ですが、ゲーミングを謳う以上、高リフレッシュレートに対応する可能性は高いでしょう。 - バッテリーと充電
7400mAhという大容量バッテリーを搭載。さらに、Redmi K80 Ultraと同様に120Wの超高速充電に対応するとのこと。これにより、長時間のプレイでもバッテリー切れの心配が少なく、万が一切れても短時間で回復できます。 - バイパス充電
充電しながらゲームをプレイする際に、バッテリーへの負荷や発熱を抑える「バイパス充電」機能も搭載される見込みです。これは、バッテリーの寿命を延ばし、パフォーマンスの低下を防ぐ上で非常に重要な機能です。 - サウンドと操作性
デュアルスピーカーと2軸モーターを搭載。臨場感あふれるサウンドと、ゲーム内のアクションに応じたリアルな振動フィードバックにより、没入感の高いゲーム体験を提供します。
発表は6月下旬!「Redmi K80 Ultra」と同時デビュー
このRedmiゲーミングタブレットは、2025年6月下旬に「Redmi K80 Ultra」と同時に発表される予定です。すでに中国国内での認証を取得している情報もあり、発売に向けて着々と準備が進んでいることがわかります。iQOOなどの競合よりも早く市場に登場することで、先行者利益を得る狙いもあるのかもしれません。
最大の注目点!「驚きの価格」はいくらになるのか?

スペックや機能もさることながら、多くのユーザーが最も気になっているのは、やはり「価格」でしょう。
リーク情報によると、このゲーミングタブレットは「驚くべき価格」で発売されると強調されています。Redmiブランドのこれまでの戦略を考えると、これは単なる謳い文句ではない可能性が高いです。
競合となるLenovo Legion Y700や、今後登場するであろうRedMagic、iQOOのタブレットよりも戦略的な価格設定、つまり「より安価」になることが十分に考えられます。もしDimensity 9400+という最新フラッグシップチップを搭載しながら、競合よりも安い価格を実現できれば、コンパクトゲーミングタブレット市場の勢力図を塗り替えるほどのインパクトを持つことになるでしょう。
まとめ
今回明らかになったRedmiゲーミングタブレットの情報は、ゲーマーにとって非常にエキサイティングなニュースです。MediaTek Dimensity 9400+という現時点での最高峰とも言えるチップセットを搭載し、大容量バッテリー、120W急速充電、バイパス充電といったゲーマー向けの機能を備えながら、コンパクトな8インチサイズにまとめられています。
そして何よりも、「驚きの価格」という言葉が私たちの期待を最大限に膨らませます。Xiaomi(Redmi)は、これまでも「価格破壊」とも言える製品を数多く市場に送り出してきました。このゲーミングタブレットがその伝統を受け継ぎ、高性能と低価格を両立させるならば、コンパクトゲーミングタブレット市場における新たなベンチマークとなることは確実です。
6月下旬の正式発表が今から待ち遠しい限りです。Redmiがどのような「驚き」を私たちに見せてくれるのか、続報に注目していきましょう。
