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サムスンが長年貫いてきた縦長のアイデンティティを、ついに捨て去る時が来たようだ。未発表のGalaxy Z Fold 8 Wide用ケースが早くもAlibabaに登場し、その異形とも言えるフォルムが白日の下にさらされた。今回のリークで最も注目すべきは、内部ディスプレイの比率が4:3へと大胆にシフトしている点だ。
これまでのGalaxy Z Foldシリーズは、閉じた状態での持ちやすさを優先し、リモコンのような細長い形状を維持してきた。しかし、流出したレンダリング画像が示すのは、圧倒的な横幅の拡大である。
著名リーカーのIce Universe氏が報じた内容によれば、このワイドモデルの高さはわずか123.9mm。現行モデルよりも大幅に短縮される一方で、展開時の厚さは4.3mmという驚異的な薄さを実現するという。これは、先行する中国メーカーの薄型モデルを明確に意識した数字であり、サムスンの意地が垣間見えるスペックだ。
BREAKING
— Ice Universe (@UniverseIce) May 9, 2026
The Samsung Galaxy Z Fold8 Wide protective case has been listed on alibaba pic.twitter.com/ZCDEICj1IE
心臓部には次世代チップのSnapdragon 8 Elite Gen 5が搭載され、パネルには折り目のないOLEDが採用される見込みだ。サムスンがここまでデザインを刷新する背景には、9月に登場が噂されるiPhone Ultra、いわゆるApple初の折りたたみスマホへの強い警戒感がある。
Appleが折り目のない美しさを追求してくる以上、サムスンとしては利便性に直結する画面比率と、圧倒的な薄さという物理的なインパクトで対抗せざるを得ない。もはや、これまでの進化の延長線上では勝負にならないと判断したのだろう。
この野心的なGalaxy Z Fold 8 Wideは、2026年7月22日にロンドンで開催予定のUnpackedイベントで正式に披露される公算が大きい。折りたたみ市場が形状の完成度を競うフェーズから、使い勝手の再定義へと移り変わるターニングポイントになりそうだ。
Source:Alibaba

