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ヨーロッパがAppleに激オコです
欧州委員会が、iPhoneの充電コネクタが変更されるまで、認定されたアクセサリの機能を制限しないようにアップルに警告しました。
EUの産業委員であるThierry Breton氏は、
「荷主とのやり取りを制限することは容認できない」
と述べ、統一充電器に関する欧州指令が2024年12月28日に発効する予定であることを強調しました。Appleは、iPhone 15に切り替えることで、指令を満たす予定です。
どうしても認証料が欲しいAppleさん
2012年以降、iPhoneには「Lightning」コネクタが搭載されていますが、Appleは2015年にMac、そして2018年にiPadでUSB-C規格を採用しました。フランス委員会の高官は、Appleが認証チップを使用して、Appleに認定されていないアクセサリを介したデータのロードまたは転送を制限することを検討しているという噂に言及しています。
「単一の充電器の要件を満たさないデバイスは、EU市場では許可されません」
と、Breton氏は強調しました。彼は、委員会が3月中旬の会議でこの点をAppleに思い出させたことを付け加えました。
なんとかなれ!のAppleさん
ブリュッセル当局は、今年の第3四半期までに、「法律の統一的な解釈」を確保するためのガイドを発行する予定です。欧州議会の域内市場委員会の委員長であるアンナ・カヴァッツィーニ氏は、Appleが欧州の規則を回避しようとしていると非難しました。Appleはこれらの報道やBreton氏の書簡についてコメントしていません。
特級呪物Lightningの再来か!?
Appleには、有名なMFiである「Lightning」ケーブルの認証プログラムがあります。同社は、認証されていない「ライトニング」ケーブルがデバイスに損傷を与えたり、正しく機能しない可能性があることを定期的に指摘しています。
MFiチップを使用すると、認定されたUSB-Cケーブルまたは特定のデバイスでのみ高速充電または高速データ転送を許可することが可能になります。
噂によると、MFi USB-Cケーブルのみが次期iPhone 15 Proを急速充電できるようになる予定です。
USB-Cにアップグレードする必要があるのは、2024年末から、携帯電話、タブレット、電子書籍リーダー、デジタルカメラ、ヘッドフォン、ポータブルスピーカー、キーボードなどのデバイスです。加盟国はまた、これらのデバイスがUSB-Cと互換性があることを確認する必要があります。当然フランスも含まれます。
まとめ
というお話なんですけど、まぁ、企業としては当然といえば当然ですよね。Appleは営利団体ですから、慈善事業じゃありません。
ただ、MFiの認証が必須になると、当然我々ユーザー側にも価格面での負担が大きくのしかかってきます。欧州はiPhoneの販売数的に無視ができないエリアですから、多分MFiは取り除かれるのではないかと思われます。
ただ、それは欧州に限っての話であり、日本国内で販売されるiPhoneもMFi認証が外されるとは限りません。
とはいえです、個人的には急速充電は否定派なので、あまり気にしていないのです。
低Wの低速度充電がもたらす恩恵は、なんといってもバッテリーの寿命が延命される事です。
実際、私のiPhone14 Plusも2022年末から使っていますが、低W充電をしているおかげで、今だにバッテリー最大容量100%を維持しています。
そこまで急いで充電をする必要がない方は、是非お試ししてみてください!