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欧州の大手小売店から、Xiaomi 17のグローバル価格が漏れ伝わった。
512GBモデルで1,099ユーロ。日本円にして約18万円前後の設定は、前モデルから実質的な据え置きだ。インフレが続く世界情勢下での価格維持は戦略的だが、その裏には中国版と明確に異なる仕様の壁が立ちはだかっている。
焦点はバッテリー容量のダウングレード。中国国内向けが7,000mAhという驚愕のスペックを誇る一方で、グローバル版は6,330mAhへと削られる見通し。
前作の5,240mAhから20%向上した事実はあるものの、本国版との700mAh近い差は、最新技術を求める層には手放しで喜べない材料だ。各国の規制や認証コストの影響が透けて見えるが、この地域格差がユーザーの購買意欲にどう響くかは未知数。
もっとも、ライバル不在の強みは健在。Snapdragon 8 Elite(Gen 5)を心臓部に備え、このサイズ感で6,000mAhの大台を超えた技術力は依然として圧倒的。100Wの急速充電も維持されており、電池持ちと機動力のバランスにおいて、iPhone 17やGalaxy S26の標準モデルを大きく突き放す構成に変わりはない。
カラーバリエーションは3色展開が予定されており、コンパクト機としての質感へのこだわりも継続される。
発売は3月のMWC 2026終了後が濃厚。価格維持という戦略的な攻めと、容量カットという現実的な守り。この二面性を持つ新型旗艦が、目が肥えたグローバルユーザーにどう受け入れられるか。Xiaomiが描く小型フラッグシップの理想形は、間もなくその真価を問われる。

