iPhone Duoの盲点、なんでないの!?FaceTimeの「視線補正」が使えない謎

Amazon Audible

記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓

待望の折りたたみ式Apple端末「iPhone Duo」。その巨大なメインディスプレイはビデオ通話に最適と思いきや、実はFaceTime利用時に無視できない違和感を生むことが発覚した。

相手の目を見て話しているはずなのに、画面越しの自分は視線が外れて見える。iOS 14から当たり前のように搭載されていた「視線」補正機能が、この高価な最新モデルからはすっぽりと抜け落ちている。

なぜ数ある機能の中で、この地味ながら重要な設定が省かれたのか。

原因は、顔認証(Face ID)の有無ではない。現行のiPhone 18 Proや、過去のTouch ID搭載機でも同機能は問題なく動作しているからだ。真の理由は、iPhone Duoが採用した内側ディスプレイ下カメラの特異な配置。

通常のスマートフォンであれば、カメラと画面の中央とのズレは縦方向のわずかな距離にとどまる。しかし、Duoの内側カメラは右側に大きく寄った位置に搭載されている。通話相手の顔が映る中央付近から右端のレンズへと、極端な横方向の視線のズレが生じてしまうのだ。

これを従来の機械学習で無理に補正しようとすれば、不自然な寄り目になりかねない。

Appleは不完全な補正で画質や顔の輪郭を損なうより、いっそ機能を削るという意図的な判断を下したのだろう。これは画面割れなどの不良ではなく、ハードウェアの構造上避けられない初代モデル特有のジレンマ。SamsungのGalaxy Z Foldシリーズなど、先行する競合他社も折りたたみ特有のカメラ配置には苦心してきたが、Appleもまた物理的な制約の壁にぶつかった形だ。

頻繁にビデオ会議をこなすユーザーにとって、この仕様は決して小さくない妥協点となる。ソフトウェアのアップデートで魔法のように解決する問題ではなく、おそらく次世代機での抜本的なカメラ位置の見直しを待つほかない。

先進的なフォルダブルの世界へ飛び込むには、まだ少しばかり相手への視線を犠牲にする覚悟が必要なようだ。

Source:MacRumors

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしてくれると励みになります
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

気になる項目をクリックしてね