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自作PC市場を揺るがした「GeForce RTX 5090の突然の生産終了」という不穏な噂に対し、米Nvidiaの幹部がついに沈黙を破った。公式見解として販売継続を明言した形だが、だからといって店頭に潤沢な在庫が戻るわけではない。むしろ発表の行間からは、ハイエンドゲーマーが直面している厳しい構図が浮き彫りになっている。
発端は、フラッグシップGPU向けダイ「GB202」の割り当てが停止され、現行世代の最上位モデルが早くも幕を閉じるのではないかという海外の観測報道だった。米国の量販店で「取扱なし」のステータス変更が相次ぎ、公式ストアの選択肢からも一時姿を消すなど、市場の動揺は一気に加速
実売価格が5000ドルを軽々と突破する異常事態の中、台北のイベントに登壇した同社パーソナルコンピューティング担当上級副社長のジェフ・フィッシャー氏は台湾メディアの取材に応じ、打ち切り説を真っ向から否定した。GeForceが事業の根幹であり、今後も出荷を継続すると強調してみせた。
だが、この火消しを額面通りに受け取るのは早計だ。フィッシャー氏は同時に、サプライチェーンの生産能力に厳しい制約がある事実も認めている。ここにこそ、同社が抱える真の思惑が透けて見える。
同じGB202シリコンを使うのであれば、利幅が限られるコンシューマー向けGeForceよりも、圧倒的な高単価で引き合いの絶えないワークステーション向け「RTX Pro」へ優先的にダイを回すほうが、ビジネスとしては極めて合理的だ。CUDAエコシステムを育ててくれたゲーミングコミュニティへの配慮を示しつつ、水面下では出荷数を細く絞り込んでいく。そのための免責事項として「供給制約」が機能している側面は否定できない。
カタログ落ちという最悪のシナリオこそ免れたものの、RTX 5090が適正価格で一般ユーザーの手に行き渡る気配は依然として薄い。AI特需に沸く半導体市場において、最上位グラフィックスカードはもはや純粋なゲーム用パーツではなく、巨額のプロ需要とダイを奪い合う希少資源へと変貌を遂げている。
Source:中央通信社

