スマートフォンの極薄競争が限界を迎えるなか、サムスンはデザインの美観よりもカメラの実利を選んだようだ。次期フラッグシップ「Galaxy S27 Ultra」の詳細スペックが著名リーカーから相次いで浮上している。ベゼルは限界まで削られる一方で、背面カメラユニットはさらに主張を強めるという、明暗分かれる設計思想が浮き彫りになった。
リーク情報によると、ディスプレイのベゼル幅は前モデルから0.4ミリ削られ、1.28ミリまで狭まる。ただ、すでに1ミリの壁を突破している中国勢の競合機と比べれば、劇的な進化とは言い難い。日常使いでその差を体感するのは困難だろう。サムスン側の真の狙いはおそらく数値の誇示ではなく、新世代AMOLED素材による発色や省電力性能の向上にある。
対照的なのが背面のカメラバンプだ。突起の厚みは最新データで約4.69ミリに達し、本体と合わせると12ミリを優に超える計算になる。原因はメインカメラに投入される新型センサー「ISOCELL HP6」だ。センサーサイズ自体は前世代同等を保ちつつも、光学構造の見直しによってモジュール自体の厚みが増している。
あわせて大型バッテリーの搭載も噂されており、近年のサムスンは薄型軽量への無理な挑戦を避け、剛健な実用機としての完成度を追求する姿勢が目立つ。
机に置いたときのガタつきという明確なデメリットを抱えながら、それでも肥大化を厭わないリアカメラ。その代償として得られる撮影クオリティが、うるさ型のユーザーを納得させられるかどうかが、次世代フラッグシップの成否を分ける分水嶺になりそうだ。
Source:Ice Universe


