低価格帯スマートフォンの常識を覆す耐久性と手ぶれ補正を備えた1台が、まもなく登場する。サムスンがインド市場向けに投入を予告したGalaxy F70 5Gだ。現地の大手ECサイトFlipkartでティザー公開された本機は、10月18日の正式発表を控えている。予想価格は2万ルピー(約210ドル前後、日本円で約3万円台前半)以下。格安機でありながら、上位モデル譲りの実用機能を惜しみなく注ぎ込んできた。
最も目を引くのは、前面ガラスにCorning Gorilla Glass Victusを採用した点だろう。この価格帯ではコストカットの対象になりがちなパネル保護を最優先し、日常的な落下や擦り傷に対するタフネスを確保している。外観こそ水滴型ノッチや太めのベゼル、プラスチックフレームといった割り切りが見られるものの、道具としての堅牢性には一切妥協がない。


カメラ構成も実用本位だ。背面のピル型モジュールには、光学式手ぶれ補正(OIS)を備えた5000万画素のメインカメラを筆頭に、500万画素の超広角、200万画素のマクロを配置。フロントには1300万画素センサーを収める。暗所撮影や片手でのスナップで威力を発揮するOISをこの価格帯に落とし込んできた意義は極めて大きい。ディスプレイにはフルHD+解像度のSuper AMOLEDを採用しており、有機ELならではの発色の良さも担保されている。
SoCにはサムスン内製のExynos 1330を搭載。Cortex-A78を2基、Cortex-A55を6基束ねた構成で、普段使いには十分な処理能力を持つ。バッテリーは5000mAhの大容量で、最大25Wの急速充電に対応。NFC決済を網羅しつつ、Googleの囲み検索(Circle to Search)をしっかりサポートしてきた点も見逃せない。AI機能の裾野をエントリー層まで一気に押し広げる構えだ。
Xiaomiやrealmeといった中国勢が激しいシェア争いを繰り広げるインドの低価格帯市場において、デザインの派手さよりも「壊れにくさ」「ブレないカメラ」「最新の検索体験」という明確な実利で差別化を図るGalaxy F70 5G。コストパフォーマンスの定義を機能の多さから信頼性へと塗り替えるモデルになるのか、週末の正式ローンチに注目したい。
Source:Flipkart


