数百ギガバイトの空きがあるにもかかわらず、わずか数ギガのアップデートすら拒絶される。現在、一部のPlayStation 5ユーザーを悩ませている厄介なバグが存在する。システムからゲームデータの削除を迫られる理不尽なエラーだが、実はソニーの対応を待つことなく、ユーザー自身の手で一瞬にして解消する手段がある。
事の発端は、十分なストレージ残量がある状態でのダウンロード失敗報告が相次いだこと。約350GBの空きがある環境で、わずか10GB強のFortniteのアップデートすら弾かれたという海外メディアの報告は、この問題の深刻さを物語っている。エラー画面に促されるまま不要なゲームデータを泣く泣く消去しても、状況が改善しないケースすらあるというからタチが悪い。
解決策は驚くほどシンプル。システムのセーフモードを利用した修復作業だ。
手順としては、まずPS5本体の電源を完全にオフにする。次に本体の電源ボタンを長押しし、1回目の起動音に続いて2回目のビープ音が鳴るまで押し続ける。これで画面にセーフモードが立ち上がる。あとはDualSenseコントローラーをUSBケーブルで有線接続し、メニューから「本体ストレージの修復」を選択するだけ。作業が終わればシステムは正常な状態を取り戻し、ストップしていたダウンロードもスムーズに再開される。
この不具合の根本的な原因は、SSDの物理的な容量不足ではなく、予期せぬ電源断など不適切なシャットダウンに起因するファイルシステムの不整合とみられる。
ここでひとつの疑問が浮かび上がる。これほど広範囲で報告されている深刻なバグに対し、なぜソニーはシステムアップデートを通じたバックグラウンドでの自動修復プロセスを提供しないのか。ライバル機であるXboxや一般的なPCと比較しても、ユーザーにセーフモードという言わば「裏メニュー」の操作を強いる現状は、プラットフォームとしての洗練さという点でいささか疑問符がつく。
とはいえ、確実な解決策が存在するのは不幸中の幸い。もし愛機が突然「容量不足」を訴え始めても、慌ててお気に入りのタイトルを消去するのは待ってほしい。まずは深呼吸をして、電源ボタンを長押しする。それだけで大半のトラブルは過去のものとなる。次回の大型システムソフトウェア更新で、この不整合エラー自体が根本から解消されることを期待したい。
Source:GamingBible


