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ソニーが主力サブスクリプションサービス「PlayStation Plus(PS Plus)」のさらなる値上げに踏み切る可能性が濃厚になってきた。投資家向けの質疑応答で明かされたこの方針は、単なる収益改善の枠を超え、現在のゲームビジネスが直面する構造的な課題を浮き彫りにしている。
ハードウェアの普及期が過ぎ、世界的なメモリ不足が製造コストを押し上げる中、PS5本体の販売ペースは目に見えて鈍化している。任天堂やマイクロソフトを含め、業界全体がハードの価格維持、あるいは値上げという防衛策を迫られる中、ソニーが選択したのは「既存ユーザーの単価アップ」という戦略だ。すでに5月に一部地域で値上げを断行したばかりだが、需要が維持される限り、Essential、Extra、Premiumの全ティアでさらなる価格改定を躊躇しない姿勢を示している。
この強気の背景には、ユーザーの驚くべき定着率がある。価格への不満の声とは裏腹に、会員の4割が上位プランであるExtraやPremiumを選択しており、2025年度のサブスクリプション収益は過去最高を記録した。オンラインマルチプレイに必須となるEssentialの縛りがある以上、ユーザーは容易にエコシステムから離脱できない。ソニーはこの強固な囲い込み基盤を盾に、ハードの減益分をデジタルコンテンツとサービスで補填する構えだ。
Source:PlayStation Lifestyle

