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折りたたみスマホの画面比率を巡る戦いに、サムスンが新たな一手を投じてきた。2026年7月22日に発表と噂される「Galaxy Z Fold 8 Wide」のスクリーンプロテクターが早くもリークされ、その特殊なアスペクト比が判明した。これまでの縦長路線から一転、開くと「ほぼ正方形」になる4:3の画面比率を採用する見込みだ。
リークされた保護フィルムの形状から、カバーディスプレイは5.4インチ、インナーパネルは7.6インチという構成が浮上している。特筆すべきは、開いた状態での4:3という比率。従来の細長いスタイルから、よりタブレットに近い生産性を意識した形状へと舵を切ったことが伺える。ファーウェイの「Pura X Max」用フィルムとの比較では、閉じるとコンパクトでありながら、開くと圧倒的な横幅を確保するデザインが示唆されている。
Galaxy Z Fold8 Wide! pic.twitter.com/p8uXI8ogLo
— Ice Universe (@UniverseIce) May 23, 2026
スペック面でも、この「ワイド」のコンセプトに基づいた大胆な取捨選択が見られる。プロセッサには最先端のSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、4800mAhのバッテリーと45W急速充電に対応。一方で、カメラは望遠レンズを廃した50MPメインと50MP超広角のデュアル構成に留めている。
この割り切りこそが、折りたたみモデルの弱点だった重量を「約200g」という通常のスマートフォン並みの軽さに抑え込めた要因だろう。大画面と携帯性のトレードオフを、カメラの簡素化で解決してきた格好だ。
これまでのGalaxy Z Foldシリーズは、閉じた状態での画面の細さが操作性の課題とされてきた。今回のWideモデルは、その不満を解消しつつ、電子書籍や文書作成に最適な4:3比率へと進化を遂げる。薄型・軽量化を競う現在の折りたたみ市場において、サムスンが提示するこの新しいバランスが、再び業界のスタンダードを塗り替えるか注目したい。

