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ソニーが仕掛けてきた。完全ワイヤレスの次世代機「WF-1000XM6」の発表が確実視される2月12日、もう一つの主役が登場する。業界の注目がノイズキャンセリング性能の進化に集まる中、ソニーが投じたのは「色」という直感的なアプローチだった。
YouTubeショートで公開されたわずか6秒の動画。バラ色のシートが滑らかに製品を覆っていく映像は、明らかに新製品、あるいは新色の登場を告げている。「これを見た瞬間、心と耳を奪われる」という挑発的なコピー。
シートの下に隠されているのは、完全新規のヘッドホンではない。著名リーカーRoland Quandt氏の情報修正が正しければ、オーバーイヤー型ヘッドホンのフラッグシップ「WH-1000XM6」に追加される新色「サンドピンク」だ。

タイミングは絶妙といえる。2月12日(木)午前8時(太平洋標準時)の発表イベントは、本来であればイヤホン型「WF-1000XM6」の独壇場となるはずだった。
こちらはデザインを一新し、プロセッサとスピーカーの刷新が噂されているものの、機能面での劇的なサプライズは少ないと見られている。カラー展開も当初はブラックとホワイトの保守的な2色展開となる公算が大きい。
そこに「ピンク」のヘッドホンをぶつけてくる意図は明確だ。
昨今のオーディオ市場において、スペック競争は限界を迎えつつある。SamsungのGalaxy BudsシリーズやAppleのAirPods Proがひしめく激戦区で、ソニーがとった戦略は「ファッション性の強化」。iPhoneが新色追加で販売テコ入れを行うように、すでに評価の定まったWHシリーズに華やかな選択肢を加えることで、ガジェット好き以外の層、特に女性層への訴求を狙う。
WF-1000XM6という「技術の進化」と、WH-1000XM6の新色という「感性の提案」。硬軟織り交ぜたこの二段構えこそが、今回の発表会の真の狙いだろう。
サンドピンクの投入は、単なるカラーバリエーションの追加にとどまらない。機能差が縮まる市場において、所有欲を刺激するデザインがいかに重要か、ソニーは熟知している。イヤホンの刷新とヘッドホンの新色。2月12日、ソニーがAppleやSamsungに対し、技術とスタイルの両面でどのような回答を示すのか!?明日が楽しみですね…

