ソニー WF-1000XM6、2月12日発表確定。そして気になる価格は…

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ソニーが沈黙を破り、ついに本命を投入する。完全ワイヤレスイヤホンの市場を牽引してきた「1000X」シリーズの最新作、WF-1000XM6の発表予告が出された。決戦の日は2月12日16時(UTC)。

日本時間では翌13日の深夜にあたるが、このタイミングでの発表は、停滞気味だったハイエンドオーディオ市場に強烈なインパクトを与えるだろう。前作WF-1000XM5の発売から約1年半、王者が再び座を奪還しに来た。

公式ティーザーでは「次世代」という言葉が踊るものの、具体的な仕様は伏せられたままだ。しかし、水面下で出回っている情報と照らし合わせれば、その全貌はほぼ見えている。デザインは前作よりもさらにコンパクトになり、充電ケースもスリム化される見込みだ。

耳への収まりが改善されるのは歓迎すべきだが、オーディオファンとして見逃せないのはマイクグリルの変更点にある。これが意味するのは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)と外音取り込み機能の物理的な刷新だ。

BoseのQuietComfort Ultra Earbudsが強力なノイズキャンセル性能で市場を席巻する中、ソニーが単なるソフトウェアアップデートで対抗するとは考えにくい。ハードウェアレベルでのマイク配置の見直しは、中高域のノイズ低減において決定的な差を生む可能性がある。

気になる価格は米国で329.99ドル、ユーロ圏で299.99ドルと報じられている。前作XM5の米国価格が299.99ドルだったことを踏まえると、約30ドルの値上げだ。昨今の円安基調を考慮すれば、日本国内価格は5万円台に突入する公算が大きい。高価格帯へのシフトは自信の表れとも取れるが、コンシューマーがこの価格上昇に見合うだけの「体験の差」を感じられるかが勝負の分かれ目となる。

直近でカジュアルラインのLinkBuds Clipを世界展開したばかりのソニーだが、あえて間髪入れずにフラッグシップを投入する戦略は興味深い。「ながら聴き」のLinkBudsと「没入」の1000X。明確な住み分けを提示しつつ、全方位でシェアを盤石にする狙いが透けて見える。

現時点でリークされているカラーは2色だが、過去の展開を考えれば3色以上のラインナップも十分にあり得る。まずは2月12日、ソニーが提示する「次世代」の基準値が、我々の期待を超えてくるかどうか。単なるスペックの羅列ではない、音楽体験そのものの質的転換を見極めたい。

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この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

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