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サムスンが水面下で準備を進める「次の一手」が、ついにその輪郭を現した。これまでのGalaxy Z Foldシリーズとは一線を画す、未発表モデル「SM-F971」の存在だ。
重要なのは、これが一部地域向けの実験機ではなく、世界展開を見据えた本気の戦略モデルであるという点に尽きる。Appleが投入を噂される「iPhone Fold」に対し、サムスンがいよいよ迎撃態勢を整え始めた。
事の発端は、IMEIデータベースで発見された複数の型番だ。「SM-F971U」「SM-F971N」「SM-F971W」。これらは順に米国、韓国、カナダ向けのモデルを指し、中国向けの「SM-F9710」も確認されている。
[Updated: 4 February 2026] Exclusive: Samsung’s Mysterious Galaxy Z Fold Model Surfaces in GSMA Database
— Erencan Yılmaz (@erenylmaz075) February 3, 2026
SM-F9710 – China
SM-F971W – Canada
SM-F971U1/SM-F971U – USA
SM-F971N – Korea
SM-F971B – Globalhttps://t.co/12saEblEFZ

昨今のサムスンは「Galaxy Z Fold Special Edition」のように特定市場限定で派生モデルを出すことがあったが、今回の型番の広がりは、このデバイスがGalaxy Z Fold7と並ぶ、あるいはそれを補完するグローバルモデルであることを雄弁に物語っている。
興味深いのはその形状だ。現行のZ Foldシリーズよりも「幅が広く、背が低い」と報じられている。これは、長年ユーザーから指摘され続けてきた「サブディスプレイが細長すぎて使いにくい」という不満に対する、サムスンからの明確な回答だ。GoogleのPixel FoldやOnePlus Openが先行して採用した「パスポートサイズ」の比率に、本家本元のサムスンがついに舵を切る。
なぜ今、このタイミングなのか。答えは明白だ。2026年後半から2027年にかけて登場が噂される、Apple初の折りたたみデバイスへの牽制だろう。Appleが市場に参入すれば、これまでの「折りたたみスマホ=ギークの玩具」という空気が一変し、一般層へ爆発的に普及する可能性がある。そのXデーが来る前に、サムスンは「完成された横長フォルム」を市場に投入し、シェアを固めておく必要がある。
従来の縦長スタイルを「Z Fold7」として残しつつ、より実用的な横長モデルを「Galaxy Z Wide Fold(仮)」として2026年7月に投入する。この二段構えの戦略が事実であれば、ユーザーにとっては待望の選択肢となる。
型番の「SM-F971」が示すのは、単なるサイズ違いのバリエーションではない。Apple参入前夜における、サムスンのシェア防衛戦の切り札だ。2026年の夏、折りたたみスマホ市場の勢力図は大きく書き換わることになる。
Source:SmartPrix


