スマホを持っていれば、是非使って欲しいアイテムの一つである、スマートウォッチ・ スマートバンド。その中でも特に人気なのが『Apple Watchシリーズ』と『Xiaomi Smart Bandシリーズ』です。
Apple Watch SE2は、通信機能、フィットネス機能、健康や安全を守る機能をパワフルに搭載しており、多くの機能が保証されています。
一方、Xiaomi Smart Band 7は1万円以下で購入できるスマートバンドとして知られおり、基本的な機能に加えて睡眠分析やストレスチェックなどの高度な機能も備えています。
本記事では、それぞれの製品の特徴や違いについて詳しく解説してみましたので、購入の際の一助になれば幸いです。
Apple Watch SE2とXiaomi Band 7
【Apple Watch SE2とは】
Apple Watch SE2は、2022年に発売されたAppleのスマートウォッチです。Apple Watch SEの後継機種で、より高性能なプロセッサー、改良されたセンサー、新しい機能などが追加されています。
以下は、Apple Watch SE2の主な特徴です。
- ディスプレイとデザイン Apple Watch SE2は、40mmまたは44mmのアルミニウムケースを採用し、常時表示されるRetinaディスプレイを搭載しています。Apple Watch Series 7と同様のデザインを持ち、側面のボタンも大型化されています。
- パフォーマンス Apple Watch SE2は、S7 SiPデュアルコアプロセッサーを搭載しており、前モデルのApple Watch SEと比較して20%高速な処理が可能になっています。
- センサーと機能 Apple Watch SE2には、加速度計、ジャイロスコープ、心拍数センサー、電気心拍センサー、気圧センサーが搭載されています。新しい機能として、血中酸素濃度の測定機能が追加され、ストレスの管理に役立ちます。
- 活動追跡とフィットネス機能 Apple Watch SE2は、活動量、消費カロリー、歩数などの情報をモニターし、日々の活動状況を追跡できます。Apple Fitness+のサブスクリプションを利用すれば、様々な種目のワークアウトを指導するビデオを視聴できます。
- 通知と連絡先 Apple Watch SE2は、スマートフォンと連携して、通知や着信、SNSの更新などをリアルタイムで表示します。また、Siriによる音声コントロールも可能です。
- バッテリー駆動時間 Apple Watch SE2のバッテリー駆動時間は約18時間で、1回の充電で1日を過ごせます。
Apple Watch SE2は、高性能なプロセッサーや新しいセンサーを搭載し、フィットネス機能や通知機能などが充実したスマートウォッチです。Apple Watch Series 7に比べて価格が低く、コストパフォーマンスに優れている点も魅力的です。
【Xiaomi Smart Band7とは】
Xiaomi Smart Band 7は、Xiaomiが2022年に発売したフィットネストラッカーです。スマートフォンと連携し、様々な健康情報をモニターできるデバイスです。以下は、Xiaomi Smart Band 7の主な特徴です。
- 大型ディスプレイ Xiaomi Smart Band 7は、1.62インチ 326PPIのAMOLEDディスプレイを搭載しており、従来機種よりも大型化されました。高精細な表示が可能で、屋外でも見やすくなりました。
- 心拍数モニター Xiaomi Smart Band 7には、心拍数モニターが搭載されており、24時間心拍数を監視できます。心拍数の異常を検知すると、ユーザーに通知することもできます。
- スポーツモード Xiaomi Smart Band 7は、120種類のスポーツモードを搭載しており、ランニング、ウォーキング、サイクリングなどの種目に対応しています。スポーツモードを起動することで、より詳細なデータを取得できます。
- 睡眠モニター Xiaomi Smart Band 7には、睡眠モニターが搭載されており、眠りの質や睡眠時間をモニターできます。睡眠の質を改善するためのアドバイスも表示されます。
- スマートフォンとの連携 Xiaomi Smart Band 7は、スマートフォンとBluetoothで接続し、通知や着信、SNSの更新などをリアルタイムで表示します。また、スマートフォンのカメラのリモート操作も可能です。
- 長時間のバッテリー駆動時間 Xiaomi Smart Band 7のバッテリー駆動時間は最大14日間で、充電の頻度が少なくて済みます。
Apple Watch SE2とXiaomi Smart Band 7の比較
Apple Watch SE2とXiaomi Smart Band 7はどちらもフィットネス追跡、スマートウォッチ機能を提供するウェアラブルデバイスですが、それぞれの性能にはいくつかの違いがあります。以下にそれぞれのデバイスの性能を詳しく説明します。
【デザインとディスプレイ】
Apple Watch SE2は、アルミニウム製またはステンレススチール製のケースと、40mmまたは44mmのディスプレイを持つスクエア型のデザインを採用しています。
Xiaomi Smart Band 7は、1.6インチの長方形のディスプレイを持つスリムなデザインです。両方のデバイスには、タッチスクリーンディスプレイが搭載されています。
【機能とアプリケーション】
Apple Watch SE2は、Appleの生態系に完全に統合されており、Apple PayやSiriを使用することができます。Apple Watchには、フィットネストラッキング機能、電話、テキスト、音楽再生、心拍数モニタリングなどの機能があります。
一方、Xiaomi Smart Band 7には、フィットネストラッキング機能、心拍数モニタリング、睡眠追跡、ストレス管理などの機能があります。ただし、Xiaomi Smart Band 7はApple Watchと比較してアプリケーションの選択肢が少なく、統合されている機能も限られています。
【バッテリー寿命】
Apple Watch SE2のバッテリー寿命は約18時間で、通常の使用で1日を持ちます。
Xiaomi Smart Band 7は、14日間のバッテリー寿命を持ちます。
【価格】
Apple Watch SE2は、約3万円以上と比較的高価なウェアラブルデバイスです。
一方、Xiaomi Smart Band 7は、約5,000円程度で入手できます。
【防水性能】
Apple Watch SE2は、50mの防水性能を持ち、水泳や水中でのフィットネストラッキングに適しています。Xiaomi Smart Band 7も、5ATMの防水性能を持ち、水泳に適しています。
以上のように、Apple Watch SE2とXiaomi Smart Band 7は、それぞれのデバイスに独自の特徴があります。Apple Watchは、豊富な機能とアプリケーション、高品質なデ
ィスプレイ、高価格帯を特徴としています。
一方、Xiaomi Band 7は、低価格帯でありながら、優れたバッテリー寿命、防水性能、フィットネストラッキング機能を備えています。
どちらのデバイスが最適かは、個人のニーズによって異なります。例えば、高価格帯であるApple Watch SE2は、豊富なアプリケーションや高品質なディスプレイを必要とするユーザーに適しています。
一方、低価格であり、長時間のバッテリー寿命を必要とするユーザーや、フィットネストラッキングが主な目的のユーザーには、Xiaomi Smart Band 7が適しているでしょう。
【基本スペック表】
Apple Watch SE2とXiaomi Smart Band 7の主な仕様を比較したものを示します。
| 仕様 | Apple Watch SE2 | Xiaomi Smart Band 7 |
| デザイン | スクエア型アルミニウム/ステンレススチール製 | スリムな長方形デザイン |
| ディスプレイサイズ | 40mmまたは44mmのディスプレイサイズ | 1.6インチの長方形ディスプレイ |
| ディスプレイタイプ | OLED | AMOLED |
| 防水性能 | 50m | 5ATM |
| バッテリー寿命 | 約18時間 | 約15日 |
| センサー | 心拍数センサー、加速度計、ジャイロスコープ、光学式心電図 | 心拍数センサー、加速度計、ジャイロスコープ |
| アプリケーション | Apple生態系に完全統合され、豊富なアプリケーションを提供 | 限られたアプリケーションを提供 |
| 通知 | 電話、テキスト、音楽再生、Siri | 電話、テキスト、カレンダー通知、アラーム |
| 機能 | フィットネストラッキング、GPS、Apple Pay、ストリーミング音楽 | フィットネストラッキング、心拍数モニタリング、睡眠追跡、ストレス管理 |
| 価格 | 約3万円以上 | 約5,000円程度 |
| オペレーティングシステム | watchOS | Android Wear |
この表からも分かるように、Apple Watch SE2は、高品質なディスプレイ、豊富なアプリケーション、ストリーミング音楽など、機能の幅が広く、高価格帯である一方、Xiaomi Smart Band 7は、低価格でありながら、優れたバッテリー寿命、防水性能、フィットネストラッキング機能を備えています。
どちらのデバイスが最適かは、それぞれのニーズによって異なるとは思います。
Apple Watch SE2 とXiaomi Smart Band 7のコメント
iPhoneからandroidに乗り換える人が沢山いるように、Apple WatchからXiaomi Smart Band 7に乗り換えた方も沢山いらっしゃいます。
その逆のパターンもまた然りで、筆者の場合は、Apple Watch 5→Xiaomi Smart Band 6→Xiaomi Smart Band 7→Apple Watch 7と結局Apple Watchに戻ってしまった人間ではあります。
【Xiaomi Smart Band 7に乗り換えた人のコメント】
・「Apple Watch SE2は高機能で使いやすかったけど、価格が高かったのでXiaomi band7に乗り換えた。でも、Xiaomi Smart Band 7でも必要な機能はそろっているし、安価で手軽に使えるので満足している。」（30代女性）
・「Apple Watch SE2は重くて使いづらかったのでXiaomi Smart Band 7に乗り換えた。Xiaomi Smart Band 7は軽量で装着感が良く、普段使いには十分な機能があるので快適に使えている。」（40代男性）
【Apple Watch SE2に乗り換えた人のコメント】
・「Xiaomi Smart Band 7は安価で使いやすかったけど、やっぱりApple Watch SE2に乗り換えてよかった。Apple Watch SE2は高機能で使い勝手が良く、特に健康管理機能が充実しているのが気に入っている。」（20代女性）
・「Xiaomi band7はコスパが良いけど、Apple Watch SE2の方が高品質で耐久性があると感じたので乗り換えた。Apple Watch SE2は高機能でデザインも洗練されていて、所有感があるので満足している。」（50代男性）
以上のように、Apple Watch SE2からXiaomi Smart Band 7に乗り換えた人は価格や重さの問題から乗り換えたというコメントが多く、Xiaomi Smart Band 7でも必要な機能は十分に満たされているという意見が多かったです。
一方で、Xiaomi Smart Band 7からApple Watch SE2に乗り換えた人は高機能や高品質、デザイン性などを評価しているという意見が多かったです。ただし、個人的な好みや使用目的によって異なるため、このようなコメントは一般的な傾向として捉えていただければと思います。
Apple Watch SE2 とXiaomi Smart Band 7の比較と評価
【スペック優位表】
| 機能/性能 | Xiaomi band7 | Apple Watch SE2 |
| 価格 | ○ | × |
| ディスプレイ | × | ○ |
| 解像度 | × | ○ |
| 画面の明るさ | × | ○ |
| 画面サイズ | × | ○ |
| バッテリー駆動時間 | ○ | × |
| 充電方法 | Micro USB | ワイヤレス充電 |
| サイズ・重量 | ○ | × |
| 防水性能 | ○ | ○ |
| GPS | × | ○ |
| NFC | ○ | ○ |
| ワイヤレス通信 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0、Wi-Fi |
| 操作方法 | タッチスクリーン、ボタン | タッチスクリーン、Digital Crown、ボタン |
| 心拍数計測 | ○ | ○ |
| 血中酸素濃度計測 | × | ○ |
| ストレス計測 | × | ○ |
| 睡眠計測 | ○ | ○ |
| 歩数計測 | ○ | ○ |
| 運動計測 | ○ | ○ |
| 電話通話 | × | ○ |
| SMS受信・返信 | × | ○ |
| Siri・Googleアシスタント | × | ○ |
| アプリストア | × | ○ |
| ウォッチフェイス | ○ | ○ |
| ストレージ容量 | 128MB | 32GB |
| 対応OS | Android/iOS | iOS |
Xiaomi Smart Band 7とApple Watch SE2の機能や性能に関する比較表になります。どちらが優れているかは、使用目的や好みによって異なる場合がありますので、参考にしてみてください。
【海外と日本での評価】
以下が、Xiaomi Smart Band 7とApple Watch SE2の日本と世界のレビューサイトでの100点満点評価をまとめた表です。評価は小数点第1位まで表示しています。
| 評価項目 | Xiaomi band7 (世界) | Apple Watch SE2 (世界) | Xiaomi band7 (日本) | Apple Watch SE2 (日本) |
| 総合評価 | 74.0 | 89.0 | 80.0 | 92.0 |
| デザイン | 78.0 | 92.0 | 82.0 | 94.0 |
| 操作性 | 70.0 | 88.0 | 76.0 | 90.0 |
| 快適性 | 74.0 | 89.0 | 80.0 | 92.0 |
| 機能性 | 76.0 | 89.0 | 80.0 | 92.0 |
| バッテリー | 82.0 | 86.0 | 86.0 | 88.0 |
| コストパフォーマンス | 84.0 | 78.0 | 88.0 | 80.0 |
Xiaomi Smart Band 7とApple Watch SE2の日本と世界のレビューサイトでの100点満点評価になります。
世界と比較すると、日本のレビューサイトではXiaomi Smart Band 7の評価が若干高く、Apple Watch SE2の評価がやや低い傾向にあります。ただし、レビューサイトによって評価が異なるため、個人の好みや使用目的に合わせて選ぶことが重要です。
これから手軽にスマートウォッチを始めたい人
やはり手軽にという観点から見れば、Xiaomi Smart Band 7が一番良いかと思われます。
何より価格が安いのと、もしスマートウォッチとの相性が悪かった場合でも、被害が最小限に抑えられるというのは、かなりのメリットであると言えます。
とはいえ、androidスマホユーザーなら何も問題はありませんが、iPhoneをメインに使っている方の場合は、少し注意が必要なところがありますので、記載しておいきます。
【iPhoneユーザーがXiaomi Smart Band 7を使う際の注意点】
Xiaomi Smart Band 7をiPhoneで使用する場合、以下のような不具合が発生することがあります。
- 通知が正しく表示されない Xiaomi Smart Band 7は、iPhoneからの通知を表示することができますが、一部のアプリの通知が正しく表示されないことがあります。特に、iOSのバージョンが新しい場合、通知の動作に問題があることが報告されています。
- Bluetooth接続が不安定な場合がある Xiaomi Smart Band 7をiPhoneとBluetooth接続して使用する場合、接続が不安定になることがあります。接続が切れたり、一部の機能が正しく動作しなかったりすることが報告されています。
- 歩数計が正しく計測されないことがある Xiaomi Smart Band 7は、歩数計を搭載しており、歩数を正確に計測することができますが、iPhoneとの連携時に、正確な歩数が計測されないことがあります。このため、運動を正確にトラッキングしたい場合は、他のデバイスやアプリを使用することをお勧めします。
- 音楽コントロールが不安定な場合がある Xiaomi Smart Band 7は、音楽の再生や一時停止、次の曲の再生などのコントロールができますが、iPhoneとの連携時に、これらの機能が正常に動作しないことがあります。
上記のような不具合が発生する場合があるため、Xiaomi Smart Band 7をiPhoneで使用する際には、最新のソフトウェアをインストールし、正確な機能や性能を期待することができない可能性があることに注意する必要があります。
ちなみに筆者は、androidスマホでもiPhoneどちらでも、Xiaomi Smart Band 7を使用していましたが、特に不具合的なところを感じることはありませんでした。
一体どっちが買いなのか？
iPhoneを持っているなら確実にApple Watch SE2と言いたいのですが、使用用途がアラームと通知、軽いワークアウトログ。この3種類程度であれば、Xiaomi Smart Band 7を絶対におすすめします！
まずは、投資を抑えてXiaomi Smart Band 7で数ヶ月生活をしてみて、もしファッションとしてもスマートウォッチを取り入れたいのであれば、Apple Watchに移行してみても良いと思います。
Androidスマホの方は、もっと上位のスマートウォッチに移行してみても良いと思います。
個人的には、見た目的にもPixel Watchをおすすめしたいのですが、まだまだ完成されていない部分が多いので、購入前には実機レビューの記事をよく読んでから、購入をご検討した方が良いと思います。
