実に3年ぶりにJabra Eliteシリーズのフラッグシップモデルが発表されました。Jabraの新作を待ち望んだ方は多く、今回発表された「Jabra Elite 8 Active」と「Jabra Elite 10」には、強化されたノイズキャンセルだけでなく、自社開発のコンテンツを選ばない「空間オーディオ」機能も搭載しています。
価格の方は、「Jabra Elite 8 Active」が32,780円で、「Jabra Elite 10」は39,600円となっています。
Jabra Elite 8 Activeの特徴
耐久性に優れたJabra Elite 8 Activeは、過酷な条件下でも優れたパフォーマンスを発揮するワイヤレスイヤホンです。以下、主な特徴をご紹介します。
世界最強の耐久性
Jabra Elite 8 Activeは、Activeの名に恥じぬ耐久性を持っています。温度、衝撃、粉塵、水に対して頑強な耐性を持ち、最大水深1.5mまでの水没や大量の粉塵にも耐えることができます。さらに、1mの高さからの落下にも耐え、頑丈さを誇ります。
ケースも防塵・防水性能を備えており、常に安心して持ち運ぶことができます。メーカー側も「世界最強」と謳っているので、耐久性には問題ないでしょう。
装着感
激しい動きにも耐えられるように設計されており、イヤーウィングなしでも安定したフィット感を提供します。Jabraのシェークグリップ™と呼ばれる画期的な技術により、イヤホンは耳にしっかりと固定され、一日中快適に使用することができます。マラソンや急いで移動する場面でも、イヤホンが外れる心配はありません。
アクティブノイズキャンセリング
Jabra Elite 8 Activeは、ノイズキャンセリングを搭載しています。周囲のノイズを自動的に検知し、効果的に除去します。Jabraの標準ANCよりも1.6倍の強力なノイズキャンセリング性能を持ち、悪天候の中や更衣室での髪の乾かす音など、重要な音声をクリアに聞くことができます。
どのぐらいのレベルかはイマイチ分かりませんが、近年のANCレベルを考えると、AirPods Pro2ぐらいの性能はあるのではないでしょうか。
空間オーディオ
空間オーディオサウンドにより、広がりのあるクリアなオーディオ体験が可能です。周囲に響くような臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。聴いているコンテンツを問わず、パワフルな 6 mm スピーカーが、クリアで豊かなオーディオを実現します。
また、アプリを使用することで状況に応じて最適なサウンドを選択することが可能です。
その他の機能
Jabra Elite 8 Activeは、スマートウォッチとの接続が可能です。スマートウォッチに音楽をダウンロードし、イヤホンを接続することで、スマートフォンを持たずにワークアウトを楽しむことができます。さらに、6つのマイクが周囲の雑音と通話音声を識別し、クリアな通話品質を提供します。
バッテリー寿命も優れており、8時間の連続再生が可能で、充電が必要な場合でも急速充電により迅速に充電することができます。
Jabra Elite 10
過去最高の着け心地を実現し、空間オーディオや最高のノイズキャンセル機能を搭載した、Jabra史上最も快適なイヤホンです。Jabraは、医療分野、ビジネス分野、コンシューマー分野における、ヒアリング・オーディオ・ビデオに関する専門的な知識と技術を持ち、150年以上にわたって先駆的な製品開発を行ってきた会社です。その技術の集大成がここにあります。
コンフォートフィットテクノロジーによる快適性
Jabra Elite 10は、革新的なJabraコンフォートフィットテクノロジーを採用しており、耳に自然になじみ、一日中快適に使用することができます。耳の形状に合わせて形を変えるJabra独自の楕円形イヤージェルが開発されており、62,000の耳の形状を検証しました。
セミオープンデザインにより、耳が塞がれた感覚を与えず、耳の中の圧力を解放することで、長時間の使用でも驚くほど快適なフィット感を提供します。
空間オーディオ
Elite 10はDolbyヘッドトラッキングテクノロジーを搭載した空間サウンドを搭載。Dolby Atmosの臨場感あふれるサウンド体験を提供します。頭の動きに合わせてサウンドが追従する3Dオーディオ環境が実現され、まるでサウンドに包まれているかのような体験ができます。
10mmのスピーカーによって、映画や音楽、ゲームがさらにクリアに表現され、心を揺さぶる最高のサウンド体験を提供します。Elite 8 Activeと違い、こちらはヘッドトラッキング機能付きとなっています。
アクティブノイズキャンセリング
Jabraのアドバンストアクティブノイズキャンセリング(ANC)はElite 8 Activeの1.6倍と違い、通常のANCよりも2倍強力な性能を持ち、騒がしい環境でも特別な体験を提供します。
耳の形と周囲の環境に適応し、ANCの強度を自動調整することで、どんな場所でも最適なノイズキャンセリングを実現します。車や電車、店内などの騒音など、あらゆるノイズを遮断し静寂な環境を提供します。
通話性能
6つの巧みに配置されたマイクにより、Jabra Elite 10は常にクリアな通話を実現します。内蔵マイクは周囲の雑音を識別し、通話の声のみを拾い上げるため、屋外でも周囲の音が邪魔になることはありません。
最適なノイズ抑制アルゴリズムが自動的に有効になり、行動や場所に応じて明瞭な会話を維持します。屋外での通話でも聞き取りやすく、優れた通話性能を発揮します。
バッテリー
Elite 10は最長6時間の連続再生が可能なロングバッテリー?を搭載しています。バッテリーが切れた場合はワイヤレス充電ケースに入れるだけで、最大36時間の使用が可能です。急速充電機能も備えており、いつでも素早く充電することができます。
接続性
Jabra Elite 10はBluetoothマルチポイントに対応しており、複数のデバイスを同時に接続することができます。これにより、スマートフォン、タブレット、コンピューターなどのデバイス間をスムーズに切り替えることができます。
イヤホンは信頼性の高い安定したワイヤレス接続を持っており、途切れることなくスムーズなオーディオ体験を提供します。
操作とコントロール
Jabra Elite 10は、タッチコントロールによって簡単に操作できます。イヤホンの外側に触れることで再生/一時停止、曲送り/曲戻し、音量調整などの基本的な操作が可能です。
また、Jabra Sound+アプリを使用することで、イコライザーやオーディオプリセットのカスタマイズ、音声アシスタントのアクセスなど、さまざまな高度な設定が可能です。
Jabra Elite 8 ActiveとJabra Elite 10性能比較
Jabra Elite 8 Active | Jabra Elite 10 | |
Bluetooth | Ver.5.3 | Ver.5.3 |
連続再生時間 | 最大8時間 | 最大6時間 |
連続再生時間(ケース込み) | 最大56時間 | 最大36時間 |
充電時間 | 3時間 | 3時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、LEオーディオ | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | ◯ | ◯ |
外音取り込み | ◯ | ◯ |
空間オーディオ | ◯ | ◯(ヘッドトラッキング有) |
音楽の自動再開 | ◯ | ◯ |
防水・防滴性能 | IP68 | IP57 |
充電端子 | USB-C | USB-C |
イヤホンの重量 (⽚側) | 5g | 5.7g |
Qi充電対応 | ◯ | ◯ |
まとめ
「Jabra Elite 8 Active」「Jabra Elite 10」ともに甲乙つけ難い性能であり、どちらも今後も伸びるであろう私の大好きな「空間オーディオ機能」が付いた事は嬉しい限りです。
今までのJabraのワイヤレスイヤホンは、耳に小さい私にはちょっと着け心地が辛いものでしたが、今回のJabra Elite 10に関しては、Technics AZ80のように前作とは違った着け心地を期待してしまいます。
どんなに音質や性能が良くても、ワイヤレスイヤホンは着け心地が1番大事ですからね。
「Jabra Elite 8 Active」「Jabra Elite 10」は、2023年9月28日から先行予約が開始され、10月12日には限定先行販売が、Jabraオンラインストア、Amazon、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどの販売店で取り扱われます。
追記:2023.10.8
Jabra Elite 10の実機を視聴してきたましたが、付け心地が最強に良かったです!多分現行で販売されているものの中では1〜2位を争うレベルで快適でした。
当然のことですが音質も良く、低音重視のBoseのそれと比べると余計に中音域の良さが際立ちます。ノイキャンや外音取り込みは、同じ価格帯の物と比較しても遜色ありませんでした。
ほぼ同じ価格帯の「QuietComfort Ultra Earbuds」「Technics EAH-AZ80」「WF-1000XM5」と比較しても、付け心地はダントツ1位なので、そちらに重きを置いている方は是非一度店頭でお試しをお勧めします。