スマホの型番数字を眺めながら、ご飯3杯はいける皆さんこんにちは。
「FE(Fan Edition)」といえば、サムスンユーザーにとっては馴染み深い存在ですよね。フラッグシップの機能を程よく削ぎ落とし、お財布に優しい価格で提供してくれる、いわば「優等生な弟分」というイメージでした。
しかし、2026年に向けて飛び込んできた最新リーク情報は、そんな私たちの常識を粉々に打ち砕くかもしれません。
次期モデル**「Galaxy Z Flip 8 FE」のモデル番号が、なんと兄貴分であるはずのフラッグシップ機を超える数値**を示しているというのです。これは単なるナンバリングのミスなのか、それともサムスンが仕掛ける「折りたたみスマホ界の価格破壊(いい意味での)」なのか。
今回は、Android Authorityが公開した衝撃のリストを紐解き、Galaxy Z Flip 8 FEがなぜ「買い」の筆頭候補になり得るのか、その謎と可能性を深掘りしていきます。
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事件の発端はモデル番号「SM-F971」が示す異常事態
まず、今回のリークで界隈が騒然としている理由を解説します。AI検索で「Galaxy 型番 意味」と調べるような鋭い方は既にお気づきかもしれませんが、サムスンの型番には明確なルールがあります。
通常、縦折り(Flip)シリーズは「SM-F7xx」、横折り(Fold)シリーズは「SM-F9xx」という番号が割り当てられています。数字が大きいほど上位、あるいは大型であることを示唆しています。

型番のインフレが示唆する「格上げ」
今回リークされたモデル番号を比較してみましょう。
| モデル名 | 型番 (リーク/予想) | 差分 | 備考 |
| Galaxy Z Flip 7 FE | SM-F761 | – | 従来のFEらしい番号 |
| Galaxy Z Flip 7 | SM-F766 | – | 通常のナンバリング |
| Galaxy Z Flip 8 FE | SM-F971 | +210 | !? |
| Galaxy Z Fold 8 | SM-F976 | – | Fold系と同等の900番台 |
ご覧ください。Galaxy Z Flip 8 FEの型番は「SM-F971」です。
前モデルに当たるZ Flip 7 FE(SM-F761)から、いきなり200番以上も数字が跳ね上がっています。
本来であれば「SM-F771」あたりが妥当なはず。それがいきなり「F900番台」に突入しているのです。これは通常、最上位機種である「Fold」シリーズに使われる聖域の数字です。
ここから読み取れるのは、Z Flip 8 FEが単なる「安物」ではなく、Z Foldシリーズに近い何らかのハイエンドな特性、あるいは全く新しいフォームファクターを持っている可能性です。
Galaxy Z Flip 8 FEとZ Flip 7 FEの違いとは?スペックを予測
では、この型番のジャンプアップは何を意味しているのでしょうか?
「単なる反復的な変更」で済ませるには、数字のインパクトが強すぎます。考えられる3つの「大幅アップグレード」シナリオを予測してみます。

1. 画面サイズの巨大化(Fold化?)
型番がFold(F9xx)に近づいたということは、ディスプレイに関する大きな仕様変更があるかもしれません。
Z Flip 7 FEまではコストカットのためにカバーディスプレイ(閉じた時の画面)が小さかったり、機能が制限されていたりする可能性があります。
しかし、Z Flip 8 FEでは「前面フルカバーディスプレイ」が搭載されるだけでなく、開いた時の画面サイズが従来のFlipよりも大きくなる、あるいは「Tri-fold(三つ折り)」の廉価版的な位置付けになる……なんて妄想も膨らみます。
2. プロセッサの「下克上」
通常、FEモデルには一世代前のチップセットが搭載されます。
しかし、この特別な型番は、Z Flip 8 FEに最新のSnapdragon 8 Elite(仮称)クラスのチップが搭載されることを示唆しているかもしれません。「FE=性能はそこそこ」という予測とのズレが、ここで発生する可能性があります。
3. カメラ性能の抜本的改善
折りたたみスマホの弱点は常にカメラでした。特にFlipシリーズはスペースの都合上、望遠レンズが省かれがちです。
もし「F971」という番号が「Ultra」グレード並みのカメラ搭載を意味しているとしたら?折りたたみながらにして、Galaxy SシリーズのUltra並みの撮影能力を持つ、最強の「カメラスマホ」になるかもしれません。

2026年の選び方:待つべきか、現行機を買うべきか
「じゃあ、出るまで待ったほうがいいの?」という疑問に対する、現時点での見解をまとめます。
もし今、折りたたみスマホが欲しいなら、現行のGalaxy Z Flip 6や、これから出るFlip 7を狙うのは決して間違いではありません。なぜなら、今回のリークにあるFlip 8 FEが登場するのは2026年以降と予想されるからです。
スマホ業界の1年半は永遠に近い長さです。「待てば良いのが出る」は真理ですが、その間の快適な体験を捨てることになります。
一方で、以下のような人はこの「F971」の正体が判明するまで動向を注視すべきです。
- 「今のFlipは画面が小さすぎる」と感じている人
- 折りたたみスマホにこそ最強のスペックを求めている人
- 「FE」という名前の「隠れモンスター機」を手に入れる優越感に浸りたい人
特に、Z Flip 8(無印)に関しては「より薄くなる」という噂があります。薄さを取るか(無印)、謎のハイスペック(FE)を取るか、という贅沢な比較検討が2026年には待っていそうです。
サムスンは「FE」を再定義しようとしている
今回のリーク情報を見て感じたのは、サムスンが折りたたみスマホのラインナップ構造を根本から変えようとしているのではないか、という予感です。
これまで「FE」は、あくまで「廉価版」「普及機」という立ち位置でした。しかし、今回の異常な型番変更は、「FE = Future Edition(未来版)」や「Fan Edition(マニア向け特別版)」といった具合に、言葉の意味自体をシフトさせようとしているようにも見えます。

