性能20%向上の「王道」OnePlus 15か、7,800mAhの「怪物」Ace 6か。10月27日に公式発売が確定！？

スマートフォン選びにおいて、何を最も重視しますか？ 誰もが息をのむような処理速度と滑らかなディスプレイでしょうか。それとも、充電器の存在を忘れさせてくれるほどの圧倒的なバッテリー持続時間でしょうか。もし、その両極端な要求に応える2つの選択肢が同時に提示されたとしたら、あなたはどちらの未来を選びますか？

2025年10月、OnePlusが我々の前に突きつけてきたのは、まさにその究極の選択です。フラッグシップの系譜を受け継ぐ正統進化の「OnePlus 15」と、常識外れのバッテリーを搭載した異端の「OnePlus Ace 6」。同社は、これら2機種の中国における運命の発売日を、10月27日と正式に発表しました。

OnePlus 13の登場から約1年。我々が待ち焦がれた後継機は、単なる一台ではなく、我々の価値観を試す「二つの答え」を携えて現れました。この記事では、スペックシートの数字だけでは見えない両者の真の姿と、我々が取るべき選択について深く考察していきます。

Source:Weibo 

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王者の風格。OnePlus 15が示す「性能の絶対正義」

まず紹介すべきは、フラッグシップの血統を色濃く受け継ぐ「OnePlus 15」です。これは、OnePlus 13のユーザーが感じていたであろう、あらゆる面での「もう一歩」に応える、まさに王道の進化と言えるでしょう。

その心臓部に収まるのは、最新鋭の「Snapdragon 8 Elite Gen 5」。すでにGeekbenchの比較では、前モデル比でシングルコア・マルチコアともに約20%の性能向上が確認されています。この「20%」という数字は、単なるベンチマーク上のスコアではありません。

それは、高画質なゲームを最高設定でプレイする際のフレームレートの安定性、複数の高負荷アプリを切り替えながら作業する際の圧倒的な快適さ、そして今後数年間使い続けても色褪せないパフォーマンスの余裕そのものを意味します。

その力を映し出すディスプレイもまた、妥協を知りません。1.5K解像度と165Hzのリフレッシュレートを誇る「BOE X3オリエンタルディスプレイ」。もはや「滑らか」という言葉では陳腐に聞こえるほどの、指に吸い付くような操作感と、現実と見紛うほどの色彩表現。OnePlus 15を選ぶことは、現時点で考えうる「最高の快適さ」を手に入れることと同義なのです。

常識を破壊する「怪物」。Ace 6が突きつけるバッテリー革命

さて、OnePlus 15が「王道」ならば、同時デビューを飾る「OnePlus Ace 6」は、市場の常識を破壊する「怪物」と呼ぶべき存在です。その理由はただ一つ、噂されている7,800mAhという、もはや正気を疑うほどの超大容量バッテリーにあります。

これは、多くのフラッグシップ機が5,000mAh前後で凌ぎを削る中で、突出した数値です。一般的なスマートフォンの1.5倍以上。これが意味するのは、「バッテリー残量を気にする」という、私たちがスマートフォンを手にして以来、逃れることのできなかった呪縛からの解放です。

想像してみてください。朝100%で家を出て、通勤中に動画を見、日中はテザリングを使い、夜はゲームに興じても、まだバッテリーが半分以上残っている。そんな日常が現実になるかもしれないのです。さらに、この怪物を120Wの急速充電で手なずけることができるというのですから、もはや隙がありません。

もちろん、この極端な選択にはトレードオフも伴います。Ace 6は望遠ズームレンズを搭載せず、デュアルカメラ構成となるようです。しかし、それは明確な意思表示です。

「最高のカメラ性能はOnePlus 15に任せる。こちらは、バッテリー性能という一点において、誰にも追随を許さない孤高の存在を目指す」。

デザインも従来の円形から錠剤型へと変更し、その異端ぶりを外見からも主張しています。

10月27日、中国で開幕。我々が待つグローバル版のXデーは？

OnePlusの社長、ルイス・リー氏によって確定された10月27日という中国での発売日。しかし、我々が本当に知りたいのは「で、いつ日本（グローバル市場）で買えるようになるのか？」という一点に尽きます。

過去を振り返れば、OnePlus 13は2024年10月に中国で発売され、米国市場には翌2025年1月に登場しました。約3ヶ月のタイムラグです。しかし、今回のOnePlus 15に関しては、「それよりも少し早くグローバル市場に登場する可能性がある」という希望的観測も流れています。11月から12月にかけて、何らかの発表があることを期待せずにはいられません。

一方のOnePlus Ace 6は、これまでの慣例に従えば「OnePlus 15R」として国際市場に登場する可能性があります。もしこれが実現すれば、日本のSIMフリー市場においても、圧倒的なバッテリー性能を武器にしたユニークな選択肢として、大きな注目を集めることは間違いないでしょう。