【悲報】Switch 2版エルデンリング、IGNに「大失敗」と酷評される。期待の携帯機に迫るサードパーティ問題の暗雲

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世界中のゲームファンが熱い視線を送る、ドイツの祭典「Gamescom 2025」。その会場で、待望の次世代機「Nintendo Switch 2」の未来を占う、ある”事件”が起きました。任天堂のブースで大きな注目を集めていたはずのキラータイトル、『エルデンリング ターニッシュド・エディション』。その試遊デモが、海外の大手メディアから「大惨事」「大失敗」と、およそ新作ゲームの評価とは思えないほどの言葉で酷評されてしまったのです。

いつでも、どこでも、あの壮大な「狭間の地」を冒険できる。そんな夢のような体験を心待ちにしていたファンにとって、これは悪夢の始まりなのでしょうか。

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Switch 2版エルデンリングがまさかの「大失敗」??

静止画は美麗、しかし動けば「大惨事」。現場で何が起きたのか?

Gamescomの華やかな雰囲気とは裏腹に、任天堂ブースの一角は重い空気に包まれていました。世界中のメディア関係者が、固唾を飲んでSwitch 2の携帯モードで『エルデンリング』のデモをプレイしていたのです。

伝え聞くところによると、キャラクターモデルや遠景の美しさは息をのむほどで、静止画だけを見れば、誰もがSwitch 2の性能に感嘆したといいます。しかし、悪夢はキャラクターが動き出した瞬間に始まりました。

世界的に権威のあるゲームメディア「IGN」と「Nintendo Life」が共有した感想は、驚くほど一致していました。ゲーム序盤の閉鎖的な空間では安定していたフレームレートが、広大なオープンワールド、すなわち「狭間の地」に一歩足を踏み出した途端に急降下。

目標とされる30fpsを大きく下回り、画面は見るからにカクカクの状態に。特に、敵の攻撃を回避し、反撃に転じるために不可欠なカメラ操作は「不安定」そのもので、まともな戦闘は困難を極めたと報告されています。

さらに追い打ちをかけたのが、プレイヤー側でパフォーマンスを改善する術がなかったこと。通常、PCゲームや高性能な家庭用ゲーム機には、画質を少し落としてフレームレートを安定させる「パフォーマンスモード」のようなグラフィック設定が存在します。しかし、今回のデモ版にはそうした設定項目が一切見当たらず、プレイヤーはただただ劣悪な環境を受け入れるしかなかったのです。

静止画は一級品、しかしゲームプレイは落第点。この致命的なギャップを前に、IGNが「大失敗(a big yikes)」という辛辣な言葉で締めくくったのも、無理からぬことだったのかもしれません。

予兆はあった?フロム・ソフトウェアの”最適化”と性能の壁

熱心なゲーマーであれば、今回の事態に「やはりか…」と感じた方も少なくないかもしれません。実は、このパフォーマンス問題にはいくつかの”予兆”がありました。

まず、今年4月の「Nintendo Direct」で本作が初公開された際のトレーラー。あの短い映像の中ですら、一部のシーンでフレームレートが不安定に見える箇所があり、ファンの間では「携帯機で本当に動くのか?」と懸念の声が上がっていました。

そしてもう一つが、開発元であるフロム・ソフトウェアの、いわば”作風”です。彼らの創り出すゲームは、その世界観やゲーム性において他の追随を許さない傑作ばかりですが、一方で伝統的にグラフィックの最適化に関しては、やや不得手な面があることで知られています。

事実、オリジナルの『エルデンリング』ですら、PlayStation 5やXbox Series Xといったパワフルな据え置き機をもってしても、パフォーマンスモードで時折カクつきが発生することがありました。

そんなモンスター級に要求スペックの高いタイトルを、携帯ゲーム機という制約の多いハードウェアに移植する。その技術的なハードルの高さは、想像を絶するものがあります。今回の「大惨事」は、Switch 2の性能不足というよりは、フロム・ソフトウェアの最適化技術と、高すぎる原作の壁との間で起こるべくして起こった問題、と見ることもできるのです。

希望は潰えていないか?DLSSと”発売までの時間”という光明

では、Switch 2版『エルデンリング』の未来は、もう絶望的なのでしょうか? いいえ、まだ希望を捨てるには早いかもしれません。そこには、二つの光明が存在します。

一つは、Switch 2が搭載すると噂されているNVIDIAの最新技術「DLSS(ディープラーニング・スーパーサンプリング)」の存在です。これは、AIの力を借りて、低い解像度の映像を高品質に引き伸ばす(アップスケーリング)技術のことで、ゲームのフレームレートを劇的に向上させる切り札として知られています。

今回のデモ版でこのDLSSが有効になっていなかった可能性は高く、製品版で実装されれば、パフォーマンスが劇的に改善する余地は十分にあります。

そしてもう一つが、「発売までの時間」です。Gamescom 2025の時点では、本作の正式な発売日はまだ明かされていません。ゲーム開発において、発売日直前までパフォーマンス向上のための最適化作業が続けられるのは常です。今回展示されたのはあくまで開発途中のバージョンであり、ここから数ヶ月、あるいはそれ以上の時間をかけて磨き上げられていくはずです。

フロム・ソフトウェアも、発売後のアップデートで粘り強くパフォーマンスを改善してきた実績があります。今はただ、彼らの職人魂を信じて待つしかありません。

【まとめ】

Gamescom 2025で起きた『エルデンリング』の一件は、Switch 2の輝かしい未来に、一筋の大きな影を落としました。それは、多くのファンにとって、期待が不安へと変わる瞬間だったかもしれません。

この問題は、単に一つのゲームがうまく動かなかった、という話では終わりません。任天堂が生み出す『マリオ』や『ゼルダ』といった自社タイトルが、常にハードの性能を最大限に引き出し、完璧な最適化で私たちを驚かせてくれることは間違いないでしょう。

しかし、Switch 2が真の成功を収めるためには、世界中のゲームメーカーが生み出す多種多様なサードパーティ製タイトルが、どれだけ快適に遊べるかにかかっています。

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