「家の周りのセキュリティカメラ、スマホで一つずつ確認するのって地味に面倒…」 「家族みんなが、もっと簡単に家の安全を確認できる方法はないかな?」
もしあなたがAnkerのスマートホームブランド「Eufy」の製品を使っているなら、一度はそう感じたことがあるかもしれません。そんなスマートホームの“あと一歩”を解決する、まさに待望のデバイスが登場しました。
その名も「eufy Smart Display E10」
Anker Eufyがヨーロッパ市場でついに発売した、同社初となるスタンドアロンのスマートホームタブレットです。これは単なるタブレットではありません。あなたの家のEufyセキュリティデバイスたちを束ね、防犯管理を劇的にシンプルで直感的に変えてしまう「司令塔」なのです。
この記事では、ベールを脱いだ「eufy Smart Display E10」の驚きの機能から、気になる価格、そして最も知りたい「日本での発売はいつになるのか?」という疑問まで、あらゆる情報を徹底的に深掘りし、どこよりも分かりやすく解説していきます。
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Anker Eufyから待望の新ジャンル!「Smart Display E10」とは?

まず、「eufy Smart Display E10」が一体どのような製品なのか、その正体から見ていきましょう。
このデバイスは、一言で言えば「Eufyセキュリティ製品専用のスマートディスプレイ」です。これまで、Eufyのセキュリティカメラやビデオドアホンの映像を確認するには、基本的にはスマートフォンのアプリを使う必要がありました。しかし、このE10があれば、アプリを起動する手間なく、専用の8インチスクリーンで家の様子を常にモニタリングできるようになります。
Anker自身が「同社初のスタンドアロンHDタブレット」と説明するように、これはEufyのセキュリティエコシステムを完成させるための、極めて重要なピースと言えるでしょう。
すでに2025年4月にその存在が明らかになり、5月には一部の小売店で販売が開始されていましたが、この度、ヨーロッパの幅広い国々(オランダ、スペイン、ドイツなど)で正式に発売が開始されました。
気になるヨーロッパでの価格は199ユーロ。 現在の為替レート(1ユーロ=約170円と仮定)で日本円に換算すると、およそ33,800円となります。この価格が、後の日本発売の価格を占う上で一つの基準になりそうです。 (まぁまぁ高いw
ここがすごい!Eufy Smart Display E10の主な機能とメリットを徹底解説

では、このSmart Display E10を導入すると、私たちのスマートホームライフは具体的にどう変わるのでしょうか。その主な機能とメリットを5つのポイントに絞って解説します。
メリット1:最大4台のカメラ映像を「ながら見」できる快適さ
最大の特長は、最大4台のEufy製セキュリティカメラやビデオドアホンのライブ映像を、8インチのHDスクリーンに同時に分割表示できる点です。
例えば、
- 画面左上:玄関のビデオドアホン
- 画面右上:庭を見守る屋外カメラ
- 画面左下:リビングにいるペットの様子
- 画面右下:ガレージの防犯カメラ
といった使い方が可能になります。料理をしながら、あるいはリビングでくつろぎながら、家の内外の様子を「ながら見」できるのは、想像以上に便利で安心感があります。
メリット2:異変を見逃さない!リアルタイム通知と音声アナウンス
E10は、ただ映像を映すだけではありません。接続されたカメラが動きを検知したり、ドアホンが押されたりすると、即座に対象のカメラ映像を全画面表示に切り替え、音声で「玄関で動きを検知しました」といったアナウンスをしてくれます。
スマートフォンへの通知はどうしてもタイムラグがあったり、他の通知に埋もれて見逃しがちですが、家の中に専用のディスプレイがあれば、異変を見逃すリスクを格段に減らすことができます。

メリット3:HomeBase 3連携でAIが賢く分析&レポート
Eufyセキュリティシステムの中核を担う「HomeBase 3」と連携させることで、E10はさらに賢い司令塔へと進化します。HomeBase 3が持つAI認識技術により、カメラが捉えたものが「人物」なのか「車両」なのか、あるいは「ペット」なのかを識別。さらに、登録した顔を認識して家族の帰宅を知らせたり、玄関先に置かれた荷物を検知したりすることも可能です。
そして驚くべきは、これらの活動をまとめた「日次レポート」を作成してくれる機能。昨夜、不審な動きはなかったか、荷物はいつ届いたかなどを手軽に振り返ることができます。
メリッ4:家中どこでも持ち運べるポータブル設計
本体には4,050mAhのバッテリーが内蔵されており、1回の充電で最大24時間の連続稼働が可能です。これにより、充電ケーブルに縛られることなく、キッチン、寝室、書斎など、家の中の好きな場所に自由に持ち運んで使うことができます。日中はリビングに、夜はベッドサイドに、といった柔軟な使い方ができるのは大きな魅力です。
メリット5:いざという時の「物理緊急ボタン」で即座に警報
デバイスの側面には、物理的な「緊急ボタン」が搭載されています。万が一、不審者を発見した場合など、このボタンを押すだけで、接続されているHomeBase 3のアラームを即座に作動させることができます。パニック時でも、スマホアプリを探して操作するより、確実かつ迅速に対応できる安心設計です。
Eufy Smart Display E10のスペックをチェック

ここで、発表されているE10の主なスペックを一覧表で確認しておきましょう。
項目 | スペック |
---|---|
ディスプレイ | 8インチ HD (1,280 x 720ピクセル) |
カメラ接続 | 最大4台まで同時表示 |
バッテリー | 4,050mAh(最大24時間稼働) |
ストレージ | 内蔵8GB (microSDカードで最大512GBまで拡張可能) |
接続性 | Wi-Fi 6 (2.4GHz/5GHz両対応) |
サイズ | 13.9 x 20.1 x 1.65 cm |
その他機能 | HomeBase 3連携、AI認識、日次レポート、物理緊急ボタン |
スペックからも、セキュリティハブとしての機能に特化しつつ、現代のネットワーク環境(Wi-Fi 6)にもしっかり対応している堅実な設計であることが伺えます。
【徹底予想】Eufy Smart Display E10の日本発売はいつ?価格はいくら?

さて、日本のAnker・Eufyファンにとって最大の関心事は「で、日本にはいつ来るの?」という点でしょう。
現時点で、Ankerから日本での発売に関する公式なアナウンスはまだありません。しかし、いくつかの情報からその時期と価格を大胆に予想してみます。
発売時期の予想
今回の情報によると、E10は米国の通信規制当局であるFCC(連邦通信委員会)の認証を取得済みであることが分かっています。これは、製品が米国内で販売されるための準備が整っていることを意味し、米国での発売が間近であることを強く示唆しています。
Ankerの新製品は、米国で発売された後、数ヶ月の期間を置いて日本市場に投入されるのが通例です。このパターンに当てはめると、
早ければ2025年末のホリデーシーズン、あるいは2026年の初頭〜春頃に日本でも正式発表される可能性が高いと筆者は予想します。
価格の予想
次に価格です。前述の通り、ヨーロッパでの価格は199ユーロ(約33,800円)です。この価格をベースに考えると、日本での販売価格は3万円台前半〜中盤が有力な線でしょう。
しかし、Anker Japanはしばしば、日本市場向けに非常に戦略的な価格設定を行ってきます。競合製品や市場の反応を見ながら、サプライズ価格として「29,800円」といった3万円を切る価格で登場する可能性も十分に考えられます。
いずれにせよ、Eufyのカメラやドアホンをすでに複数台導入しているユーザーにとっては、投資する価値のある価格設定になることは間違いないでしょう。

【まとめ】
今回ヨーロッパで正式に発売された「eufy Smart Display E10」。それは単なる便利なガジェットという枠には収まりません。バラバラだったセキュリティデバイスたちを一つに束ね、Eufyのスマートホーム・セキュリティ体験を次のレベルへと引き上げるための、まさに「最後のピース」と言える存在です。
これまでの「スマホで確認」という能動的なセキュリティから、「常に家が見守ってくれている」という、より受動的で安心感のあるセキュリティへと、私たちの意識を変えてくれるポテンシャルを秘めています。
特に、スマートフォンやアプリの操作が苦手な高齢のご両親がいるご家庭などでは、この直感的な専用ディスプレイがもたらす安心感は計り知れないものがあるでしょう。
