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Xiaomiの次期戦略モデル「Redmi K90 Ultra」の足音が、いよいよはっきりと聞こえてきた。
中国の3C認証をモデル番号「2604FRK1EC」で通過。これは、発売が目前に迫っている確かな証拠だ。単なるマイナーチェンジと侮ることはできない。今回リークや認証情報から浮かび上がってきたスペックは、現在のスマートフォン市場の常識を軽く凌駕する。

充電速度こそ、2025年6月発売の前モデル「K80 Ultra」と同じ100Wを維持するものの、度肝を抜かれるのがそのバッテリー容量。すでに大容量だった7,410mAhから、なんと8,500mAhへとさらに増量される見通しだ。
もはやタブレットの領域に片足を突っ込んでいる。これだけの容量があれば、1日中ハードにゲームや動画視聴をこなしても、モバイルバッテリーに頼る場面は劇的に減るはずだ。
ディスプレイは6.8インチのAMOLED。1.5K解像度はそのままに、リフレッシュレートは144Hzから165Hzへと引き上げられる。
心臓部には次世代ハイエンドチップのDimensity 9500 Plusを採用。さらに冷却ファンまで内蔵するという噂が事実であれば、これは「サブフラッグシップ」の皮を被った本格的なゲーミングギアに他ならない。長時間の高負荷なゲームプレイでも、熱によるパフォーマンス低下を物理的にねじ伏せる設計思想が透けて見える。
サウンド面での妥協も見当たらない。上位機であるPoco F8 Ultraの強力な武器だった「Boseチューニングのスピーカー」を搭載するという情報もある。圧倒的な描画性能と冷却力、そして極上のサウンド。エンターテインメントを楽しむための要素が、極めて高い次元で融合しつつある。
ただ一つ気がかりなのは、我々がこの端末をすんなりと手にできるかどうか。
前モデルのK80 Ultraは、残念ながら中国市場限定の展開だった。この強烈なスペックを持つK90 Ultraがそのままグローバル市場に放たれるのか。あるいは、Xiaomiの常套手段として「Poco」ブランドの最上位モデルとして名前を変え、世界へ飛び出すのか。現時点では判断が難しい。
折しもXiaomiは、自社エコシステムの要となる「HyperOS 3.1」の安定版をグローバルで展開し始めたばかりだ。ソフトウェア基盤を固めつつ、ハードウェアの限界を押し広げる彼らの次なる一手。このK90 Ultraが正式発表された時、市場におけるハイエンドスマホの「基準」は、また大きく書き換えられることになる。
Source:GSMArena

