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Apple初の折りたたみデバイスとなる「iPhone Ultra」の登場は、当初の予想を大きく覆し、2027年初頭までずれ込む見通しだ。台湾のサプライチェーン情報によると、開発の遅れから9月の新型iPhone発表会での同時発売は見送られ、数ヶ月遅れての市場投入になるという。
最新の報道が指し示すのは、史上最も高価なiPhoneの誕生と、宿敵サムスンとの真っ向勝負。予想される価格はベースモデルで2,000ドル前後、最上位モデルにいたっては2,200ドル前後に達する。
Apple plans to debut the new iPhone 18-series in September, and 1st foldable iPhone in early 2027, media report, extending the busy season for Taiwan suppliers TSMC (chips), Foxconn (assembly), etc. Apple’s foldable iPhone, 11 million units expected for 2027, base ~US$2,000, top…
— Dan Nystedt (@dnystedt) June 14, 2026
現行の最上位モデルから一気に6割以上も跳ね上がる計算だ。日本国内の価格に換算すれば優に30万円を超える、未知の超高級セグメントへの突入を意味する。
この異例のスケジュール変更により、iPhone Ultraは2027年1月か2月に登場するであろう「Samsung Galaxy S27 Ultra」と発売時期が完全に重なる。これまで秋のApple、冬のサムスンと緩やかに住み分けられていたプレミアムスマホの勢力図。それが新年の幕開けとともに、正面衝突の構図へと一変する。
折りたたみ市場では完全に後発となるApple。しかし市場調査では、参入直後にシェア30%をかっさらい、年間1,100万台を売り上げるとの強気な予測も飛び交う。高価格化が限界を迎えつつあるスマホ市場において、この「30万円の壁」をブランド力だけで突破できるのか、Appleの真価が試される局面だ。
単なる画面の大型化を超えた、価格に見合うだけのイノベーションを提示できなければ、目の肥えたユーザーの財布を開かせるのは容易ではない。

