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Android携帯ゲーム機が、いよいよWindows携帯機の領域へと本格的に踏み込んできました。Aynが突如公開した最新モデル「Odin 3 Portal」の動作デモ映像は、その決定的な転換点を鮮烈に見せつけています
公開された映像でまず目を引くのは、GameSirの「GameHub」アプリを介し、PC向けタイトルである『Tomb Raider (2013)』や『Little Nightmares』、さらには注目作『Hollow Knight: Silksong』をエミュレート動作させている姿です。フレームレートやCPU温度といった実負荷を示すHUD表示こそ伏せられているものの、画面内で滑らかに動くグラフィックは、Androidベースの端末が到達した処理能力の高さを如実に物語っています。
SoCにはQualcommのDragonwing Q8プロセッサが採用され、バッテリーは携帯機としては規格外ともいえる9,000mAhの大容量を誇ります。これだけの熱源と大容量セルを抱え込みながら、静音仕様のABXYボタンや放熱ファンの挙動、人間工学に基づいたグリップケースの導入など、長時間のゲーミングを見据えたハードウェア設計の練り込みにも抜かりはありません。取り外し可能なスティックキャップやダイヤモンドパターンのショルダーボタンといった細部の仕上がりからも、同社が培ってきたビルドクオリティへの自信がうかがえます。
カラーバリエーションは、洗練されたホワイトとブラックに加え、レトロゲーム機を強く想起させる「16ビット」がラインナップされました。ダークグレーの操作系に配された2色のパープルボタンは、往年のファン心理を刺激しつつも、現代的なガジェットデザインへと綺麗に落とし込まれています。
現在のポータブル市場は、Steam DeckやROG Allyといったx86系Windows機が覇権を握っています。しかし、それらの最大の泣き所はバッテリー駆動時間の短さと重さでした。もし本機が、Androidならではの省電力性と9,000mAhのスタミナを武器に、PCタイトルの実用的なエミュレーション環境を手の届きやすい価格帯で提供できるなら、ポータブルゲームシーンの勢力図を一気に塗り替える破壊力を秘めています。
残る最大の焦点は、実動時の安定したフレームレートと熱処理、そして何より価格設定に尽きます。全スペックの解禁とともに届くであろう、正式発表の知らせを待ちたいところです


