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Copilotキーの自由な割り当てという待望の機能がついに実装された。だがその一方で、サインイン不可や音声出力喪失といった実務に直結する深刻なバグが確認されている。
9月22日に配信されたWindows 11の最新プレビューアップデート「KB5124010」。利便性の向上と引き換えに、適用には細心の注意が求められる。
AI全盛期を鳴り物入りで象徴したCopilotキー。とはいえ、従来の操作感を重んじるユーザーからは不満の声も決して少なくなかった。今回の更新で、このキーを右Ctrlやコンテキストメニューへと再割り当て可能になった。マイクロソフトがユーザーのリアルな声に歩み寄った形だ。
アクセシビリティの改善も光る。アプリの「デフォルト最大化」起動オプションが追加され、タブレット端末やスクリーンリーダー利用者にとって、ウィンドウ操作の煩わしさが大きく軽減される。
エクスプローラーの表示状態保持、Bluetooth接続時のブルースクリーン解消など、日常のストレスを削ぎ落とす地道な修正も盛り込まれた。高精度タッチパッドのジェスチャー拡充や絵文字17.0の追加も、操作感を着実に底上げしている。
そして見逃せないのが、旧来のPC間移行機能の完全削除。今後はクラウドを軸とした「Windowsバックアップ」へ一本化される。自社エコシステムへの強固な囲い込みを加速させる、同社の明確な戦略が透けて見える。
ただ、手放しでは喜べない。
企業ユーザーを直撃するのが、Credential Guard環境でのサインイン障害。Active Directoryとの信頼関係が突如崩壊し、端末へのアクセスがブロックされ業務停止に直結しかねない。暫定的なレジストリ回避策はあるものの、IT管理者にとっては頭の痛い問題だ。
さらに、一部のUSBオーディオ機器でエラーが吐き出され、一切音が出なくなる不具合も報告されている。
秋にサポート終了の節目を迎えるバージョンにとって、これが最後の非セキュリティプレビューとなる。
機能改善の恩恵は確かに大きい。それでも、現段階では致命的なバグのリスクが無視できない。業務環境はもちろん、手元のメインPCへの適用は一旦見送り、安定した修正パッチが提供されるまで静観の構えをとるのがもっとも手堅い選択だ。
Source:マイクロソフト サポート

