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ハイエンドAndroidタブレットの勢力図を塗り替える決定打が、早くも姿を現した。ベンチマークサイトGeekbenchに突如浮上した「Xiaomi Pad 9 Pro」のテスト結果。
そこに刻まれていたのは、Qualcommの次世代チップ「Snapdragon 8 Gen 5」と、未リリースの最新OS「Android 17」の組み合わせだ。自社製チップを掲げて話題をさらった最上位モデルの影で、Xiaomiは市場で最も売れるべき本命機を着実に仕上げてきている。
登録されたモデル番号「2612CRPFFC」のデータによれば、搭載チップ「SM8845P」は3.80GHz駆動の高性能コア2基と3.32GHzのコア6基で構成されるオクタコア仕様。グラフィックを担うAdreno 829に12GBのメモリを組み合わせ、Geekbench 7でのスコアはシングルコア2,075、マルチコア8,750を記録した。初期テスト機ゆえに製品版での伸びしろを残すうえ、バージョン7基準の数値であるため旧バージョンとの単純比較はできないものの、次世代機としての地力の高さは十分に伝わってくる。
New Xiaomi tablets have received 3C certification in China.
— Anvin (@ZionsAnvin) August 4, 2026
– 2612CRPFFC: 67W charging
– M367FC: 120W charging
One of them could be the Xiaomi Pad 8s Pro.#Xiaomi #xiaomiPad8sPro pic.twitter.com/PKrKOqkv9Q
注目すべきは、Xiaomiの巧みなチップ戦略だ。同社は先日、自社製プロセッサ「Xring O3」を積む意欲作「Pad 9 Pro Max」を発表したばかり。技術的な野心を示すフラッグシップには自社チップを奢る一方、より幅広い層へ届けるこのProには、アプリ互換性やゲーム動作で絶対的な安心感を持つQualcomm製チップをあてがった。尖った最上位と手堅い主軸。ユーザーの信頼を損なわない絶妙な住み分けといえる。
ハードウェア全体の底上げも見逃せない。ディスプレイは前作Pad 8 Proの11.2インチから12.5インチへとサイズアップし、3.2K解像度と144Hz駆動のLCDを採用する見込みだ。大型化に伴いバッテリーも前作の9,200mAhから11,000mAhへと大幅に増量、67W急速充電にも対応する。コンテンツ消費にとどまらず、PCライクなマルチタスクを本格的にこなせる作業領域を確保してきた。
ベンチマークに実機データが載った以上、正式発表の瞬間はそう遠くない。通例通りであれば、中国市場でのお披露目を経て、数カ月後にはグローバル市場へと波及していくはずだ。完成度の高い実力派タブレットを求める層にとって、今年の台風の目になるのは間違いない。


