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いよいよ目前に迫ったAppleのスペシャルイベント「Surprise and Shine」。その主役の座を射止めようとしているのが、長年噂されてきた同社初の折りたたみ型デバイスだ。「iPhone Fold」でも「Ultra」でもなく、与えられる名は「iPhone Duo」。競合各社が成熟期に入りつつある折りたたみ市場へ、Appleは最高3,000ドルという極めて強気なプライシングで殴り込みをかける構えを見せている。
ブルームバーグのマーク・ガーマン氏がイベント直前に明かした情報によると、ベースモデルとなる256GB構成ですら2,000ドルから2,199ドル。最上位の2TBモデルに至っては3,000ドルに達するという。先行するサムスンのGalaxy Z Foldシリーズが1,800ドル台から展開されている事実を踏まえれば、明らかにプレミアム層やハイエンド志向のプロユーザーに振り切った価格設定だ。
中身のスペックにも妥協はない。心臓部にはiPhone 18 Proシリーズと共通の次世代チップ「A20 Pro」を積み、自社設計の「C2モデム」を組み合わせる見込みだ。独自モデムの統合による電力効率の最適化と、A20 Proが誇るオンデバイスAI性能の掛け合わせ。これこそが、単に画面が大きく開くだけに留まらない、独自のユーザー体験を生み出す基盤になる。
興味深いのは「Duo」というネーミングだ。過去にX上で指摘されていた通り、Appleが好む3文字の接尾辞を踏襲しつつ、スマホとタブレットの融合を超えた二面性のある新しい操作スタイルを連想させる。普及価格帯への浸透ではなく、まずは既存の最上位ユーザーを惹きつけるフラッグシップ中のフラッグシップとして位置づける。利益率を重視しながらプレミアム市場の覇権を奪いにいく、同社らしい緻密な計算が透けて見える。
今回のイベントではこのDuoに加え、前モデルからの値上げが囁かれるiPhone 18 Proシリーズ、さらにはApple Watch Series 12、Apple Watch Ultra 4、AirPods 5の登場も有力視されている。買い替えサイクルが長期化するスマートフォンの世界で、新たなフォームファクタが市場を再び熱狂させられるのか。ティム・クック氏が壇上で提示する最初の答えに注目したい。
Source:Bloomberg


