スクウェア・エニックスが『ファイナルファンタジーVII リベレーション』の発売日を2027年4月8日と発表した。リメイク3部作の最終章を飾る本作において、最大のニュースはPlayStation 5、Xbox Series X/S、PC、そしてNintendo Switch 2への完全同時発売に踏み切った点にある。これまでの時限独占や段階的なリリース戦略から脱却し、初日から全方位のプラットフォームへ届ける決断。近年の大作ゲーム市場におけるプラットフォーム戦略の転換点を、鮮明に物語る一手だ。
ゲームプレイにおける最大の目玉は、1997年のオリジナル版以来となる飛空艇ハイウィンドの自由操縦だろう。広大なオープンワールドの空を自由に飛び回り、操縦席からパラシュートで目的の地表へ直接降下する体験。開発陣自ら『フォートナイト』を引き合いに出すほどのダイナミズムがそこにある。


地上に降り立てばグラップリングガンで都市の屋上を立体的に移動し、相棒チョコボのピコは滑空から飛行までこなして戦闘にも参加する。広大なマップ移動の退屈さを、縦横無尽のアクションで爽快感へと塗り替える意図が明確に伝わってくる。
戦闘システムもシリーズの集大成にふさわしい進化を遂げた。ファン待望のシドとヴィンセントが正式に合流し、プレイアブルキャラクターは総勢8名に拡大。ヴィンセントとレッドXIIIによるガリアンビースト変身連携など、仲間同士のコンボ性能が深化した。さらに注目すべきは、ジョブベースの戦闘システム「FITS」の導入だ。戦士や黒魔道士、召喚士といったクラシックな装備へ瞬時に着替え、立ち回りを激変させるギミックは、アクションRPGとしての戦術の幅を大きく押し広げる。
今回の全ハード同時展開は、AAAタイトルの開発費が高騰し続ける昨今のゲーム業界において、極めて合理的な判断といえる。単一プラットフォームによる囲い込みの恩恵よりも、初動で全世界の全ゲーマーへ一斉にリーチする総力戦の価値が上回った格好だ。カードゲーム「クイーンズブラッド」の続投や、セフィロスに焦点を当てた発売後DLCの予告など、コミュニティの熱量を長期的に維持する設計にも抜かりがない。
Source:SQUARE ENIX


