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ウェアラブルの絶対王者が、またしても価格破壊と実用性の限界を押し広げてきた。
中国で予約受付が始まったXiaomiの新型「Smart Band 11」。価格は約43ドル(約289人民元)からと前世代の圧倒的な安さを据え置く一方、日々の使い勝手に直結する急所を的確に突いてきた。
一見すると、1.72インチの有機ELディスプレイや2mmの超狭額ベゼルなど、基本フォルムは前作「Band 10」を踏襲しているように映る。しかし、実用面の進化は見逃せない。画面の最大輝度は1,500ニトから一気に2,000ニトへと跳ね上がった。直射日光下での視認性は段違いで、晴天下のランニングや移動時におけるチラ見での情報把握が格段にスムーズになる。

さらに見事なのが、本体の徹底的なシェイプアップだ。厚みは前作の10.95mmから9.9mmへと1mm近く削ぎ落とされ、重量も約15.58gへと軽くなった。数値上はわずかな差に思えるかもしれない。だが、24時間腕に巻き続けるトラッカーにおいて、この1mmの薄型化は就寝時の引っかかりや装着ストレスを劇的に減らす。同社がアピールする「プロフェッショナルな睡眠管理」を日常に定着させるための、必然のアップデートと言える。
ラインナップの拡充も巧みだ。通常版やオフライン決済対応のNFC版に加え、従来のセラミック版と同列で新たに「オールメタル」モデルを投入してきた。プラスチック感を嫌い、オフィスやきれいめな服装にも馴染む質感を求める大人の層へ向けた、明確な回答だ。
スマートウォッチ市場が高機能化に伴い数万円台へとシフトするなか、最大21日間のロングバッテリーやHyperOS 4、Appleエコシステムとの連携を維持しつつ、約43ドルからのスタートラインを死守する姿勢には凄みすらある。スマートバンドというジャンルの完成形を、Xiaomiはまた一つ引き上げてしまった格好だ。
日本国内での正式リリース時期は未定ながら、上陸すればエントリーからミドル帯の勢力図を再び塗り替える台風の目になるのは間違いない。
Source:Webio


