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PCゲーマーにとって、さらなる悪夢が現実味を帯びてきた。NvidiaがGeForce RTXシリーズのGPU出荷価格を、最大30%引き上げる見通しとなった。今年に入ってすでに3度目となる今回の値上げ。背景にあるのは、世界的なグラフィックメモリ(GDDR)の深刻な供給不足と価格高騰だ。
影響を受けるのは特定のハイエンドモデルにとどまらない。5月に実施された値上げはRTX 5090のみが対象だったが、今回は全ラインナップに波及する。ボードパートナーへの卸値が約3割跳ね上がるため、現在の店頭在庫が切れ次第、そのまま消費者価格へと跳ね返るのは確実な状況だ。
実売価格はすでに暴騰し始めている。「Asus TUF Gaming GeForce RTX 5080」を例にとると、昨冬には1,199ドルで購入できたモデルが、現在では1,595ドルにまで高騰。ここに今回の卸値引き上げが追い打ちをかければ、グラフィックボード市場のさらなる冷え込みは避けられない。
この混迷の元凶であるDRAM不足は、グラボメーカーの予測をも狂わせている。AMDやIntelはもちろん、PlayStation 5やNintendo Switch 2、Steam Deckといったゲーム機陣営も相次いで値上げを余儀なくされた。このDRAM危機は少なくとも2028年まで続くとみられ、供給体制の拡大による改善までは、当面高止まり傾向が続くだろう。
半導体需要の過熱とメモリ不足が重なり、自作PC市場はまさに試練の時代を迎えている。買い替えや新規組み上げを検討しているなら、旧在庫が残る今が最後の判断の刻かもしれない。
Source:Economic Daily News Taiwan

