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長らく携帯性と性能の妥協を強いられてきたモバイルPC市場に、強烈な一撃が打ち込まれようとしている。マイクロソフトが12インチという極小サイズの新型Surfaceを、Nvidiaの最新チップを引っ提げて「驚くほどの低価格」で準備しているという。
発端となったのは、著名リーカーのローランド・クアント氏が明かした未発表デバイス「Minos」のリーク情報だ。

マイクロソフトは10月7日、米サンフランシスコで対面式の発表イベントを開催する。壇上にはNvidiaのジェンセン・フアンCEOの登壇がすでに確定済み。業界内では、15インチの大型プレミアム機「Surface Laptop Ultra」や開発者向けの「Surface RTX Dev Box」といったRTX Spark搭載機が主役になるとみられていた。だが、真の台風の目はその足元に隠されていたわけだ。
Minosの最大の特徴は、現行のSurface Laptop 13インチよりも一回り小さい12インチパネルの採用にある。手のひら感覚で扱えるこのコンパクトな筐体に、Nvidiaの「RTX Spark」チップセットを積み、メモリは24GBまたは32GB、ストレージも最大1TBを組み合わせるという。
これまで12インチ前後の超小型ノートといえば、排熱やバッテリーの都合からグラフィック性能を削るのが半ば常識だった。しかし、RTX Sparkと潤沢なメモリのタッグが実現すれば、状況は一変する。カフェの狭いテーブルや移動中の車内でも、ローカル環境での生成AI処理やリッチなクリエイティブワークが現実的な速度で動くようになるからだ。
さらに市場を揺さぶりそうなのが、このスペックでありながら「破格の価格」で投入されるという噂だ。SnapdragonやCore Ultraが牽引してきたこれまでのAI PC市場に対し、マイクロソフトとNvidiaのタッグが一気に価格破壊を仕掛けてくるシナリオも現実味を帯びてくる。
筐体の質感や正確な発売時期など、依然としてベールに包まれている部分は多い。だが、抜群の機動力と圧倒的なグラフィックス性能、そして手頃な価格が三位一体となって現れるなら、モバイルPCの勢力図は一気に塗り替わる。10月7日のキーノートで両社のトップがどんなサプライズを用意しているのか、その瞬間を楽しみに待ちたい。


