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カシオ計算機が指輪型腕時計の進化形を解き放つ。7月29日に予定された「ウェアラブルイノベーション」に関する予告、その正体は心拍センサーを組み込んだ新モデル「CRW-H001」である可能性が極めて高い。単なる時計のミニチュアにとどまらず、いよいよヘルスケア領域へ一歩を踏み出す。
今年5月、中国の認証機関(CMIIT)のデータベースに突如現れた型番「CRW-H001」。型番に含まれる「H」の文字は、同社のG-SHOCKスポーツライン「G-SQUAD」において心拍センサー搭載機を指す伝統のコードだ。中国SNSの公式アカウントが投稿したティザー画像には、影を帯びたリングの端に小さな赤い光が宿る。これは光学式心拍センサーの照射光を強く連想させる演出に他ならない。
前作となる創立50周年記念モデル「CRW-001」は、時刻表示やストップウォッチ機能に絞った完全な指輪型デジタル時計だった。にもかかわらず、日米で完売と再入荷を繰り返す爆発的なヒットを記録。ガジェット好きやブランドファンの心を掴むレトロフューチャーな魅力を見せつけた。
今回の新モデルが心拍計測に対応すれば、文脈は一変する。現在、この市場を牽引するOura Ring 4のような製品は、画面を持たず健康データの収集に特化した約400ドルの高級ヘルスケア機器だ。対してカシオは、液晶で時間を視認できる時計としての実用性に、ヘルスケア機能を融合させようとしている。G-SHOCKで培った高密度実装と省電力技術がこの極小ボディにどう落とし込まれるのか、市場に与えるインパクトは小さくない。
ディスプレイ付き指輪型デバイスという独自の領域を切り開いたカシオが、ヘルスケアという最大の武器を手にする瞬間が迫る。今週水曜日の正式発表が楽しみである。
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