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ストリーミング全盛の今、物理メディアのCDを圧倒的な高音質で蘇らせる試みが大きな熱を帯びている。Shanlingが発表した「EC Zero T Max」は、持ち運び可能なポータブル機でありながら、超ハイエンドなヘッドホンすら易々と鳴らし切る異次元の駆動力を備えたポータブルCDプレーヤーだ。単なるノスタルジーへの回帰ではなく、現代オーディオの要求に真っ向から応えるモンスターマシンと言っていい。
本機の核心は、アップグレードされた24ビットR2R DACと、ツインチューブ(真空管)を組み込んだ超高出力アンプ回路にある。4.4mmバランス接続時の最大出力は、トランジスタモードで1,300mW、真空管モードでも1,162mW(いずれも32Ω負荷)という巨体並みの数値を叩き出す。鳴らしにくい平面駆動型ヘッドホンすら軽々とドライブするパワーは、ポータブル機器の常識を心地よく打ち破ってくれる。

もちろん機能性も隙がない。真空管特有の艶やかな温かみと、トランジスタのシャープな解像感を切り替えられるほか、磁気クランプ機構が歩行時の振動をシャットアウト。CDからUSBメモリへの非圧縮WAVリッピング機能やBluetooth 5.3送信、USB DAC機能まで網羅する。5,500mAhのバッテリーを搭載し、自室での据え置き使用から持ち出しまで隙なくカバーする柔軟性が実に秀逸だ。
629ドルという価格ながら、ポータブルCDプレーヤーの概念を覆すパワーと拡張性を詰め込んだEC Zero T Max。物理ディスクを所有する歓びと圧倒的なポータブル体験の融合は、手軽さ一辺倒になりがちな現代のオーディオ市場に強烈な一石を投じる。今後はこうした「ポータブル×据え置き級高出力」を掲げるハイブリッドなマニア向け機器のトレンドがさらに加速していくはずだ。
Source:Shanling
ちなみにMAXじゃない、EC Zero Tは日本のAmazonでも購入可能です。


