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打倒ファーウェイの切り札として期待されたサムスンの第2世代3つ折りスマートフォン「Galaxy Z TriFold 2」。その登場は当分先になる。
部品コストの高騰が直撃し、開発プロセスに遅れが生じているためだ。
代わって表舞台に躍り出ようとしているのが、長年プロトタイプに留まっていた巻き取り式(スライダブル)スマートフォン。幻の「Galaxy Z Slide(仮称)」が、3つ折り機を差し置いて市場投入される公算が大きくなってきた。
初代Z TriFoldは世界の限られた地域でのみ流通し、商業的な成功とは程遠い実験機だった。
次期モデルとなるZ TriFold 2は、3つの筐体セグメントを均一の厚さに揃える新設計ヒンジを採用。現状の厚さ12.9mm、重量309gというネックを解消すべく、大幅な薄型軽量化が進められている。
だが、この意欲的なハードウェア設計は無情にも部品調達コストの壁に激突。サプライチェーン内部からも量産化の遅延を危ぶむ声が漏れ始めている。
ここで俄然現実味を帯びてきたのが、巻き取り式OLEDディスプレイを採用した新端末の存在だ。開発ペースが急加速しており、早ければ2027年にも登場する見通しだ。
しかし、ハードウェアの構造的な難易度は極めて高い。ヒンジに依存する折りたたみ機構に対し、巻き取り式はモーター駆動の内部レールや、引き出し時の画面の張力コントロールなど、メカニカルな複雑さが桁違いに跳ね上がる。

市場の力学という観点から見ても、この戦略転換は理にかなっている。
ファーウェイが「Mate XT」で3つ折り市場の主導権を握る中、コスト高に苦しむ後継機を無理に投入しても十分な利益率は見込めない。
それならば、未開拓の巻き取り式デバイスで「世界初」の称号と技術的優位性を確保する方が、ブランド価値の向上に直結する。
かつてLGが幻に終わらせたローラブル構想。それを現実の商用プロダクトとして完成させれば、停滞気味のスマートフォン市場を再び牽引する起爆剤となる。
ヒンジの改良に苦心する3つ折りか、未知のモーター機構を制御する巻き取り式か。サムスンのサプライチェーンは今、かつてない技術的ハードルとコストのジレンマと戦っている。
消費者が求めているのは、単なる珍しい形状ではなく、実用性と耐久性を兼ね備えた完成度の高いハードウェア。巻き取り式のGalaxy Z Slideが、次世代スマートフォンの新たな覇権を握る日は近い。
Source:Yeux1122 Naver Blog

