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Appleが満を持して投入する初の折りたたみスマートフォン「iPhone Ultra」は、手に入れること自体が極めて困難なプラチナデバイスになりそうだ。9月の発表後、実際の発売は11月以降にずれ込む可能性が高く、2300ドルから2500ドルという超高額設定にもかかわらず、深刻な供給不足から2017年の「iPhone X」発売時を上回る転売祭りを引き起こす。市場が狂騒曲に包まれるのは、もはや避けられない。
新CEOのジョン・ターナス氏が初めて壇上に立つ9月上旬の基調講演。ここでiPhone 18 Proなどと共に披露される「Apple Foldable」ことiPhone Ultraだが、著名アナリストのミンチー・クオ氏が指摘するように、製造上の難易度から初期の出荷量は700万から800万台規模に留まる。これはかつてAppleが記録してきた大ヒットモデルの数分の一に過ぎない。
— 郭明錤|Ming-Chi Kuo (@mingchikuo) July 5, 2026
この需給のギャップを、海百戦の転売業者たちが見逃すはずがない。ただでさえ30万円を軽く超える本体価格に、50%から100%のマージンが上乗せされ、市場での流通価格が50万円を突破するという予測すら現実味を帯びてくる。競合であるサムスンやGoogleの折りたたみスマホが市場に定着しつつある中、Appleはあえて「プレミアム中のプレミアム」という極端な飢餓感を演出する戦略に出たとも言える。
富裕層やコアなガジェットファンによる初期の争奪戦が落ち着いた後、Appleがこの超高額デバイスの生産体制をどこまで迅速に確立できるかが、今後の折りたたみスマホ市場の勢力図を大きく左右する。スマホのコモディティ化が進む現代において、この異次元のプレミアム戦略が再び市場を熱狂させられるのか、真価が問われるのは今年の年末だ。

