記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓
Xiaomiがまたしても、市場の度肝を抜くアンバランスな名機を送り出そうとしている。一時的に公式サイトに姿を現したPoco C81 Proは、5Gを切り捨てつつも120Hz駆動の大画面と巨大バッテリーを積み込んだ、格安スマホの新たな生存戦略を体現する一台だ。
Xiaomi Poco C81 Pro スペック詳細
| 項目 | 内容 |
| 寸法と重量 | 171.56 x 79.47 x 8.15 mm / 208g |
| ディスプレイ | 6.9インチ 液晶 / HD+(1600 x 720p) |
| 画面特性 | 120Hzリフレッシュレート、輝度 650nits(HBM 800nits) TÜVラインランド認証、DC調光、ウェットタッチ2.0 |
| プロセッサ | UNISOC T7250 オクタコア(Cortex-A75×2 + A55×6、最大1.8GHz) |
| GPU | Mali-G57 |
| メモリ (RAM) | 4GB LPDDR4X(仮想拡張で最大8GB) |
| ストレージ | 64 / 128 / 256 GB UFS 2.2(microSD対応) |
| リアカメラ | 13MP メイン (f/2.2) + 補助レンズ HDR、ナイト、ポートレート、1080p 30fps動画 |
| フロントカメラ | 8MP (f/2.0) HDR、ナイト、ポートレート、美肌効果 |
| バッテリー | 6,000mAh / 15W 急速充電 |
| OS | Xiaomi HyperOS 3 |
| ネットワーク | 4G デュアルSIM、WiFi (2.4/5GHz)、Bluetooth 5.2、NFC |
| 位置情報 | GPS、Glonass、Galileo、Beidou |
| インターフェース | USB-C、3.5mm イヤホンジャック |
| その他機能 | 側面指紋センサー、顔認証、スピーカー音量200%アップ |

SoCに採用されたのはUnisoc T7250。4G接続に限定されたこのチップセットは、決して高性能ではない。RAMも4GBに据え置かれており、重いゲームやマルチタスクを快適にこなすような設計ではないことが伺える。一方で、最大256GBのストレージ選択肢とmicroSDカードスロットを維持した点は、実用性を重視するユーザーへの強いメッセージだ。
最も注目すべきは、6.9インチというタブレットに迫る巨大なLCDパネル。解像度こそHD+(1600×720)に留まるものの、この価格帯では異例の120Hzリフレッシュレートと800ニトの輝度を実現している。画面の精細さよりも、ブラウジングの滑らかさや屋外での視認性を優先したこの判断は、実利を取るXiaomiらしい合理的なトレードオフだ。
6000mAhのスタミナも、このモデルの個性を際立たせている。15Wという充電速度は、急速充電が当たり前の現代では物足りなさを禁じ得ない。しかし、そもそも「頻繁に充電せず、一日中使い倒す」という用途を想定すれば、一晩かけて充電するスタイルには十分事足りる。
13MPのメインカメラや側面の指紋センサーなど、コストカットの跡は随所に見られる。しかし、SNSや動画視聴に特化した「安くてデカくて滑らかな」端末を求める層にとって、これほど魅力的な選択肢も他にない。スペックの数値だけでは測れない、用途を絞り込んだことによる機能美がここにある。
Source:Mundo Xiaomi


