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サムスンの次期エントリーモデル「Galaxy A27」の姿が、ベンチマークテスト「Geekbench」のデータベースから明らかになった。
前モデルの自社製チップから一転、Qualcomm製のSnapdragon 6 Gen 3を採用しているのが最大の注目点だ。
モデル番号「SM-A276B」として登録されたデータによると、4nmプロセス製造のプロセッサに6GBのRAMを組み合わせている。OSには最新のAndroid 16を搭載。以前からのリーク情報と照らし合わせると、5,000mAhの大容量バッテリーを引き継ぐ見込みだ。
このSnapdragon 6 Gen 3は、昨年発売された上位モデル「Galaxy A36」の心臓部でもある。エントリークラスのA20番台に、一つ上のクラスの処理能力が降りてきた形となる。
しかし、現段階のベンチマークスコアには疑問符がつく。
シングルコア777点、マルチコア1,802点という結果は、Exynos 1380を搭載した現行のGalaxy A26(シングル1,008点、マルチ2,857点)を大きく下回る。ハードウェアの仕様を考えれば、これは開発中の暫定ソフトウェアによるスコア低下とみるべきだ。製品版のリリースまでにチューニングが進み、本来のパフォーマンスを発揮することは間違いない。

サムスンはつい先日、主力ミッドレンジの「Galaxy A37」と「A57」を市場に投入した。それに続いてエントリーモデルの刷新を急ぐ背景には、熾烈さを増す低価格帯でのシェア争いがある。
あえて自社製ではなく、通信の安定性と省電力性に定評のあるSnapdragonを選択したサムスン。コストと性能のバランスを極限まで追求し、世界市場での覇権を盤石にするための戦略的な一手だ。
正式な発売日や価格のアナウンスはこれから。日常使いのベースモデルとして、ソフトウェアの最適化を終えたGalaxy A27がどれほどの完成度で登場するのか。
Source:Geekbench

